ブックマーク / tonntonn.hatenablog.com (3)

  • 一年生のバレンタインの後悔 - お気楽日和

    「昨日チョコレートもらった人〜、手をあげて〜」 次の日、担任の女の先生が教壇に立って、自分が手を手を挙げながら言った。 小学一年生にとってバレンタインデーなんて、お遊びみたいなものだから構わないだろうという大人の発想なんだろうが、なんでこの先生、こんなにデリカシーがないんだ。 とんちゃんは気で先生に腹が立った。 教室のみんなは誰かいるかとキョロキョロしながらクラスを見渡している。 ここは知らんふりをしよう。隣の席に座っているトモ君の顔が見られない。私が手を上げないで、しらばっくれていることをなんと思うだろう。傷つけちゃったかな。でもこの状況で手を挙げればこの先生は、もっとデリカシーなくズケズケと聞いてくるもん。絶対にヤダ。 とんちゃんは、私は何にも関係ありませんというような顔でじっと前を向いていた。 早く、この話題、終われ。早く出席とってくれ。 するとその時。 「はい」 なんと隣に座って

    一年生のバレンタインの後悔 - お気楽日和
    kanbo-7899
    kanbo-7899 2017/08/05
    ほろにがいチョコ…
  • 一郎くん - お気楽日和

    5年生の夏休み。 夕ご飯をべていると一郎くんがやってきた。 「とんちゃん、星の観察いくよ」 学校の宿題で一時間ごとに夜空を見上げて、星座がどう動いたかを観察して、ノートに書くというのをやるためだ。 一郎くんはこの新興住宅地の団地に越してきた時からの幼馴染。うちのお姉さんと一郎君ちのお姉さんが同じ学年で、一郎君ちには下にもう一人、妹がいる。 年齢が近い子供を持った母親通しが気があって、付き合い始めたのだろう。一緒にお祭りに行ったり、親がいない時は相手の家で夕飯べたり、半分親戚みたいな家族なのだ。そこの上から二番目が一郎君。私と同じ学年。 「ちょっと待って」 というのを待たず、ずかずかと卓にやってきて、べてるご飯を見て、 「いいな。とんちゃんち、ご飯の時、ジョア飲むの?」 「今日はおばさんが出かけたから、特別なのよ、いつもは飲まないわよ 、そうだ、一郎君も、飲む?」 お母さんは一郎君の

    一郎くん - お気楽日和
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    kanbo-7899 2017/08/05
    ほーんと。おもいでぽろぽろだ~♡ 私、ジョアはすぐ無くなっちゃうからチビリチビリ飲んでたなあ…
  • 甘ったれ - お気楽日和

    映画を見に行っていた息子が床に這いつくばって眠っている母親を発見。 「どうした、具合悪いのか」 「いや、違う。大したことないんだけど、起き上がって動く気になれないから、そのまま気持ちいんで寝てた」 「それを具合い悪いというんだ。人は」 そうか。 「なんか買ってきてやろうか」 熱を出して何か買ってきてやろうかと言われたのはいつ以来だ。不調な時こそそれを隠していたから、家族もピリピリどんよりしている私には近寄らないのがうち家庭のいつもの形だと思っていた。 いちごがべたい。あとアイス。ゼリー。おっとっと。ポカリ。 当はどうしても買ってきて欲しいものはない。 でも頼んでみたくなった。甘えたくなった。 甘えないと甘やかしてくれない。 甘やかして欲しいなら甘えないと。 どうしてこんな簡単なこと、わかんなかったのかなぁ。 迷惑かけよう。わがまま言おう。

    甘ったれ - お気楽日和
    kanbo-7899
    kanbo-7899 2017/02/26
    優しくしてもらって、良かったですね。お大事にしてくださいね。無理せずに。
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