群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)に建立されていた朝鮮人追悼碑が撤去されたことが31日、確認された。県が29日から代執行で碑の撤去工事に着手していた。撤去の跡を写真で見た「追悼碑を守る会」共同代表のひとり、宮川邦雄さんは「平和を愛する人たちの良心が、ずたずたにされた思いがする」と話した。 31日午前、朝日新聞社がヘリコプターで上空から現場を確認したところ、朝鮮人追悼碑があった場所はすでに更地になっていた。周辺にはブルーシートや鉄板が敷かれ、トラックやショベルカーなどが入って新しい土で埋め戻す作業がされていた。近くには、碑の土台部分などだったとみられるコンクリートのがれきが山積みになっていた。 代執行による撤去の対象となっていた追悼碑は、直径7・2メートルの円形のコンクリート製の土台に、碑文壁と、高さ4メートルほどの金色の塔をイメージしたモニュメントをそなえていた。 代執行が始まった29日に
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