タレントの壇蜜さんが出演する宮城県の観光PR動画をめぐり、同県議会の女性議員7人が21日、「女性が性の対象として表現されている部分が多い」として県に配信中止を申し入れた。県側は配信を継続する考えを伝えた。 動画は県やJR東日本などが制作し、壇蜜さんが宮城県の名物や観光名所を紹介する内容。性的表現と受け止められかねないシーンもあり、物議を醸している。 民進党系会派と共産党の県議らは、村井嘉浩知事宛ての申し入れ書を河端章好副知事に手渡し「復興予算を投入したあの動画で、全国の人は県を訪れようとは思わない」と抗議した。 河端副知事は「良い反応もあり、配信は続ける。意見は知事にしっかりと伝えたい」と答えた。 申し入れ後、記者会見した共産党の天下みゆき県議は「配信中止が受け入れられず残念だ。宮城の豊かな自然と文化を発信していく上で、誤りだ」と訴えた。