8月28日に82歳で死去した羽田孜元首相の葬儀・告別式が8日、東京・南青山の青山葬儀所で営まれ、自由党の小沢一郎代表が友人代表としてあいさつした。自民党時代から行動をともにしてきた小沢氏は「肝心な時はいつも一緒だった」と故人をしのびつつ、今日の政界は一強多弱といわれる状況下にあるが、もう一度政権交代を実現する」と誓った。全文は次の通り。 ◇ 孜ちゃん、今日はいつもの2人だけの時のように、そう呼ばせてください。昭和44年の初当選の同期の友であり、また同志であった2人は子供のように「孜ちゃん」「いっちゃん」と呼び合って過ごしてきました。それから半世紀近くたちましたが、僕の脳裏にある君は穏やかな笑みを浮かべ、物おじもせず部屋に入ってきたときの孜ちゃんであり、緊張して座っていた僕は、しばらく前まで大学院の学生だった田舎者のいっちゃんでした。 その2人の出会いは政治の師である田中角栄先生の事務所が初