タグ

ブックマーク / animestyle.jp (7)

  • 佐藤順一の昔から今まで(37)『うみものがたり』の様々なエピソード | WEBアニメスタイル

    小黒 『うみものがたり~あなたがいてくれたコト~』(TV・2009年)は僕が不思議だと思っている作品です。この取材の前に全話を観返しました。 佐藤 ああ、ありがとうございます。 小黒 放映で観て、以前に飯塚(晴子)さんの取材する時に観返して、今回も取材の前に観ているので、3回目の視聴でした。キャラクターの気持ちはしっかり追っていて、ちゃんとドラマになっている。 佐藤 はいはい。 小黒 でも、「なんでこういう作品になったのか?」が分からない。この企画はパチンコ・パチスロの「海物語」の映像化から始まってるわけですよね。それが、どうしてああいう作品になったんですか。 佐藤 これは活字にしづらい事情が多い話だと思うんですけど(苦笑)。企画をもらった時に、まずは話を聞いてみて、会社(TYOアニメーションズ)としてやる意義があればやりますと。ただ、自分がガチッと監督をやるのは無理なんで、「監修ならで

    佐藤順一の昔から今まで(37)『うみものがたり』の様々なエピソード | WEBアニメスタイル
  • 第603回 お疲れさまでした! | WEBアニメスタイル

    時系列的(?)に、昨日の興奮が冷めないうちに筆をとります(現在3月9日早朝)。一言で言って 「Wake Up, Girls! FINAL LIVE〜想い出のパレード〜」感動でした! エイベックス様、とてもいい席ありがとうございました。『てーきゅう』絡みで花澤香菜さんの武道館ライブにお呼ばれした時買ったオペラグラスを持参し、自前の望遠アングルも織り込んで楽しませていただきました。 ライブはもう、最高でした!!! WUGさんたちはいつにも増して可愛く美しく、そしてカッコよく! 自分がコンテ切る時に幾度となく聴いた名曲に次ぐ名曲の数々が、彼女たちの生歌・ダンスでリアルタイムで再現される、当に贅沢な空間に包まれた3時間半(以上)! けしてオーバーな表現ではなく、まるで夢のよう。WUGさんたちも、熱狂するファンたちも、すべてが輝いていました!! 一段上の列の松田恵里子さん(脚)も、隣の席の神前暁

    第603回 お疲れさまでした! | WEBアニメスタイル
  • 85 今 敏さんが亡くなって6年経つ | WEBアニメスタイル

    今 敏さんが亡くなって6年経つ。いまだに僕の中では、今さんについて整理がついていない。 彼は僕よりも一つ年上だったが、その落ち着いた物腰はずっと年上の印象だった。亡くなった2年後に、自分が今さんよりも年上になってしまった事に気づき、それが納得できなかったし、切なくもあった。その後も「ああ、また今さんよりも年上になってしまった」と何度か思った。 今さんは次々に新しいタイプの作品に挑戦し、僕たちを驚かせてくれた。サイコホラーの『PERFECT BLUE』の次に、美少女コスプレ七変化もの(と彼自身が言っていた)の『千年女優』を作ったのも、その次に人情もののコメディ『東京ゴッドファーザーズ』を手がけたのも意外だった。時々、今さんが映画を作り続けていたとしたら、どんな作品を残したのだろうかと考える。 『千年女優』が完成した頃に、彼は「アニメ映画を10作りたい」と言っていた。やりたい事はたくさんある

    85 今 敏さんが亡くなって6年経つ | WEBアニメスタイル
  • 60 『劇場版 響け!ユーフォニアム』を観た | WEBアニメスタイル

    『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が公開された。そして、劇場版の公開とともに、今年の10月からTVシリーズ第2期がスタートする事が発表になった。 今回の劇場版はTVシリーズ第1期の内容を巧みにまとめた作品で、総集編ではあるが、ひとつの物語として破綻のないものとしてまとめられている。むしろ、顧問となった滝昇の指導により、サンフェスに向けて北宇治高校吹奏楽部の演奏が上達していく過程はTVシリーズよりも分かりやすくなったくらいだ。新作パートもあり、その最大の見どころは、演奏が増量されたサンフェスだろう。 1の劇場作品としてまとめるためには仕方がないのだが、物足りないと感じたところもあった。3年生で、久美子の幼なじみの斎藤葵関連のドラマがなくなった事もあり、群像劇としての色が薄まっている。久美子と麗奈の関係もあっさりとしたものになった印象だ。劇場版を観て、改めてTV

    60 『劇場版 響け!ユーフォニアム』を観た | WEBアニメスタイル
  • 第34回 1996年(平成8年)『新世紀 エヴァンゲリオン』ブームとミステリーアニメ元年 | WEBアニメスタイル

    1996年は、『エヴァンゲリオン』人気が社会現象化し、さまざまな記録を塗り替えた年である。 『エヴァンゲリオン』は当初から、怪獣映画的な戦闘の醍醐味を緻密に描く“外”的な物語と、パイロットである少年少女たちの孤独やコミュニケーションへの怯えをモノローグ的に掘り下げていく“内”的な物語の両方が並行する点が特色だった。だが、第16話を境にその均衡は崩れ、内的なドラマの領分が拡大し始める。最終2話では、ついにキャラクターの精神世界を抽象的、隠喩的な映像を駆使しながら語ることに終始し、“外”的な物語の伏線や謎は放り出されままシリーズは完結。この予想外の展開は視聴者に賛否両論を巻き起こしたが、消化不良がかえって飢餓感を煽るがごとく、作の人気は激化の一途を辿るのだった。徳間書店「アニメージュ」5月号における「第19回アニメグランプリ」では、作品、サブタイトル(第24話)、女性キャラ(綾波レイ)、男性

    第34回 1996年(平成8年)『新世紀 エヴァンゲリオン』ブームとミステリーアニメ元年 | WEBアニメスタイル
  • 第17回 1979年(昭和54年)新時代を拓く硬軟2大ロボット『ガンダム』と『ドラえもん』 | WEBアニメスタイル

    1979年は、『機動戦士 ガンダム』が放映開始された年である。 製作を日サンライズ、総監督を富野喜幸(現・由悠季)が手がけた作は、巨大ロボットアニメの流れを変えた意味で重要な作品である。それは、主役や敵のロボットを“モビルスーツ”と呼ばれる軍用兵器のひとつにとらえ直し、近未来における戦争歴史ものとして物語を描こうとする世界観の工夫に大きく現れていた。内向的で神経質な少年アムロ・レイを主人公におき、その心の揺れを掘り下げた点も、思春期のアニメファンに等身大の親近感を与えた。俯瞰的な視点で敵味方両陣営の人間模様を切り取り、戦争における正義と悪の相対性を強調した各エピソードは、富野が追求し続けてきたテーマの完成形でもあった。玩具メーカーのCM的な役割を越え、巨大ロボットものに格的なドラマを導入することに成功した作だが、視聴率面では苦闘した。ブレイクまでは1年あまりのタイムラグを必要とし、

    第17回 1979年(昭和54年)新時代を拓く硬軟2大ロボット『ガンダム』と『ドラえもん』 | WEBアニメスタイル
  • 第11回 1973年(昭和48年)虫プロの倒産と業界の再編成 | WEBアニメスタイル

    1973年は、日にTVアニメ時代を切り拓いた最大の功労者・虫プロダクションが倒産した年である。 71年、手塚治虫が社長を辞任し、川畑栄一のもとで新体制となった同社だが、慢性的な赤字は改善されていなかった。TV作品の受注数は減少し、年に入ると取引状況はさらに悪化。8月22日、系列会社・虫プロ商事が倒産したのに続き、11月5日、虫プロ体もまた3億5000万円の負債とともにその命脈を絶たれてしまった。 最後の作品『ワンサくん』は久々の手塚原作もの。和製『わんわん物語』ともいえる作は、毎回ミュージカルの見せ場が用意され、有終の美を飾る仕上がりとなった。その音楽パートは譜面が読めるアニメーター・石黒昇が担当。ほかにも、西崎義展(プロデューサー)、山暎一(監督)、藤川桂介(脚)、宮川泰(音楽)などメインスタッフの多くは、そのチームを維持したまま、翌年、『宇宙戦艦 ヤマト』を生み出すことに

    第11回 1973年(昭和48年)虫プロの倒産と業界の再編成 | WEBアニメスタイル
  • 1