8月12日、第2次岸田改造内閣の副大臣と政務官が決まった。 はなから期待はしていなかったが、やはり政務官人事には驚かされた。いや、呆れた。 総務政務官に杉田水脈衆議院議員が起用されたのだ。 統一教会との関係が疑われているだけでなく、セクシャルマイノリティについて“子供を作らないから生産性がない”などと雑誌に寄稿するなど、ジェンダーをめぐる発言がたびたび問題になっている、あの杉田議員である。 さっそく各所からこの人事を非難する声があがったのも当然のことだろう。 これではっきりした。いままで幾度も差別発言を繰り返してきた杉田議員をあえて要職に起用することが、岸田政権の意思なのだ。 差別を許容する。その姿勢を見せつけた。 いま、世界中で差別事件に対するガバメントスピーチの必要性が問われている。 ヘイトスピーチ、ヘイトクライムが発生した場合、政府をはじめ公的な然るべき機関が即座に「反差別」の対抗言
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