世の中ではよく聞くけれど、なぜかどうしても違和感があって、個人的には決して使いたくないという言い回しがある。 その代表的なのが、例を挙げるときの 「○○であるとか、××であるとか ……」 という 「~であるとか調」 である。聞いているだけで、なんだか気恥ずかしい。 単に 「○○とか、××とか ……」 と、フツーに言えばいいのに、なんでまたご大層に、いちいち 「である」 を挿入しなければならないのか。単なる 「とか」 だけでは軽すぎるので 「である」 を付けるのかもしれないが、結局 「とか」 と言っちゃうのだから、その 「軽さ」 感が 「である」 とのギャップでますます増幅される気がする。 似た言い回しでも、 「○○ですとか、××ですとか ……」 だと、それほどの違和感は覚えない。多分、「である」 と 「とか」 の組み合わせがいけないのだと思う。口語の中に突然 「である」 なんていうご大層な