伝統行事「京都五山送り火」の「大文字」で知られる如意ケ嶽(京都市左京区)で8日、何者かが電灯とみられる明かりをともし、数十分間にわたって「大」の文字を浮かび上がらせる騒ぎがあった。誰の仕業かはわかっておらず、関係者は怒り心頭だ。実は大文字へのいたずらはこれまでも何度か行われており、そのたびに住民を驚かせ、関係者を憤慨させている。 青白い大文字が… 五山送り火は毎年8月16日、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形を炎で浮かび上がらせ、盆に迎えた先祖の霊を送り出す行事。無病息災を祈る京都の夏の風物詩だ。今年は新型コロナウイルスの影響で見物者の「3密」を避けるため、点火箇所を大幅に減らして実施すると決めていた。 しかし、本来の日程より1週間以上早い今月8日午後11時ごろから約50分間にわたり、大文字がライトのような青白い明かりで点灯され、ツイッターなどのSNS上で騒ぎになっ
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