目次 はじめに 初期のメイドブーム:成人向け 「屋敷を飛び出したメイド」補足 「メイド服」となることでの広がり 女性が楽しむメイド 『エマ』とヴィクトリア朝 少女マンガ・「世界名作劇場的なるもの」の親和性 終わりに:メイドブーム関連の言説 補足:ブクマへのレスです はじめに メイドブームの終焉は「衰退」か、「定着」かについての反響を見る限り、「表現として、メイドは衰退せず、定着している」ことに賛同して下さった視点が多かったように思えます。ブクマに興味深い指摘もあったので返信しつつ、前回言及しなかった「メイドブームの流れ」について、自分なりに整理します。 メイドのイメージが多種多様だったように、一言に「メイドブーム」といっても、メイド服を軸にした「連続性」と、様々なイメージごとに生じる「断続的なブーム」があり、受け手も変化しているのではないか、そしてそれが「メイドブーム」として一つに見えてい