JR尾道駅舎1階の店舗の空きスペースについて、JR側と地元の出店業者が4月中旬の営業再開に向けて調整していることが5日、分かった。テナント事業者の撤退に伴い、駅舎ではJRグループ直営のコンビニだけが営業していた。調整が順調に進めば、1階の空きスペースは全テナント閉店から約3カ月で解消されることになる。 関係者や尾道市によると、土産品店「おのまる商店」があった東側には、地元の菓子業者が出店するほか、土産物売り場を整える。飲食店「食堂ミチ」があった西側には、地元の飲食業者が出店する方向で協議が進んでいるという。宿泊施設と飲食店があった2階については、複数の宿泊事業者がJR側と交渉しているとみられる。 テナントを管理するJR西日本の子会社ジェイアールサービスネット岡山(岡山市北区)は「交渉の状況は答えられない」とする。 2019年3月の尾道駅建て替え時からテナント事業を担っていた常石グループのT