避難所になっている宮城野体育館を訪問された天皇、皇后両陛下(27日午後4時11分、仙台市宮城野区で)=飯島啓太撮影 「大変でしょうけど頑張ってください」――。27日、東日本大震災で大被害を受けた本県を訪問された天皇、皇后両陛下は、被災者を励まされ、復興にあたる関係者にはねぎらいの言葉をかけられた。被災者らは「勇気づけられました」などと、感激した様子だった。 ■南三陸 両陛下は午後1時頃、津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町を訪問された。陸上自衛隊のヘリコプターで歌津地区の伊里前小に着かれると、校庭の端に立ち、家が流されたり橋が壊れたりしてがれきの山になった町を見渡し、そろって黙礼された。 両陛下は避難所となっている歌津中を訪れられ、ひざをついて避難者と話されると、涙を流す人もいた。 同中の佐々木しげ美教諭(42)は、天皇陛下から「生徒さんたちはどうでしたか」と震災当時の様子を尋ねられた。「生