高麗神社は、7世紀に朝鮮半島の高句麗から渡来してこの地域を治め、発展の礎を築いたとされる高麗王若光(こまのこきし・じゃっこう)がまつられていて、出世や開運の神社として知られています。 両陛下は、若光から60代目の子孫に当たる宮司の案内で参道をゆっくりと進み、本殿の前で玉串をささげて拝礼されたということです。 両陛下は、続いて神社の隣にある国の重要文化財の高麗家住宅を視察されました。この建物は、1600年ごろに建てられ、改修を重ねながら高麗家の住まいとして使われてきたもので、天皇陛下は、かやぶき屋根や土間を見て「いろんなものがよく残っていますね」と話されたということです。 このあと両陛下は、全国有数のヒガンバナの群生地として知られる巾着田曼珠沙華(きんちゃくだ・まんじゅしゃげ)公園に足を運ばれました。公園ではおよそ500万本のヒガンバナが見頃を迎えていて、両陛下は、園内を散策しながら真っ赤な