September 8, 2003 言葉の敗者復活戦~故・山本夏彦氏を偲んで~ (2) テーマ:生き方上手(647) カテゴリ:カテゴリ未分類 僕は10代の頃からずっと、週刊新潮に連載されていた『夏彦の写真コラム』の愛読者でした。その山本夏彦氏は、残念ながら昨年他界されましたが、氏のコラムは、天声人語だろうが余禄だろうが春秋だろうが、大新聞のコラムニストもみな参考にしてたくらいの素晴らしいものでした。 僕も山本氏の文章からは、学ぶところが多かったです。 何より、江戸っ子らしいきびきびとした、それでいて品のある文章が好きでした。 ろくに読んだことのない明治の文豪に妙な親近感を感じるのも、文語文の素晴らしさを再認識したのも、氏のおかげです。その他「ポケットの中の千円札から天下国家の経済を窺い知る」「言葉は通じるときには電光石火のごとく通じる」「夜は眠るものです」「誰かメーデーを知らないか」など