2017年2月にマレーシアで殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子・ハンソル氏ら家族3人をマカオから安全な場所に移したとする団体「千里馬民防衛(チョンリマミンバンウィ)」は1日、同国の金正恩体制を転覆させるため、「臨時政府」の発足をウェブサイトで表明し、北朝鮮を脱出した人々や世界各国に共闘を呼び掛けた。同時に、団体名を「自由朝鮮(チャユチョソン)」に変更した。 同団体がウェブサイトで発表した「自由朝鮮のための宣言文」の全文は以下のとおり。 (編集部訳。カッコ内も) 自由朝鮮のための宣言文 2019年3月1日 百年前の今日、先祖たちは無慈悲な迫害と耐え難き恥辱の構造を覆すべく、独立と自由を叫んだ。命を脅かされつつも、啓蒙時代の前兆を知らせた。女性と男性が誰にも渡せない権利を有する時代であり、公正かつ正しい国家が、隣人と調和を成し、皆に安全と幸福を保証する時代だった。 しかし、挙