今朝の新聞各紙は、ソニーとシャープによる電子書籍端末の売り出しと、両社の電子書籍配信サービスの開始について大きく報じている。電子書籍については、本欄ではすでに何回か書いているが(例えば11月26日)、今回の記事を読むと、両者のサービスの違いが明確になってきたのが興味深い。 シャープのサービスは、アメリカで先行する Amazon.com の方式をほとんどそのまま踏襲しているようだ。「ガラパゴス」という名前の多機能端末側に通信機能をつけ、パソコンの助けを借りないで電子書籍をその場でダウンロードできるのが特徴だ。また、端末機の販売も Amazon.com に倣い、注文方式である。具体的には、コンビニ各社と提携して注文を受け付ける。これによって、氏名や住所などのユーザー情報を確実に入手して“囲い込み”が行える。 Amazon.com の場合は、コンビニを使うのではなく、端末の注文をネット経由に限定
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