所蔵品展 「時を超えて-漢字の世界」を開催いたします。 概要現存最古とされる漢字が誕生したのは約3500年前の殷時代である。殷王朝は、神意を伺って政治を行い、そのため占いによって物事を判断していた。漢字は占いの記録に用いられ、卜辞と呼ばれるその内容は、祖先の祭礼、農耕の吉凶、気候、狩猟に関するものなどであった。亀甲や獣骨に刻まれたことから甲骨文(こうこつぶん)という。人や動物の形、占いに用いた道具などから生まれた象形文字である。 周の時代、卜辞は次第に衰退し、青銅器の鋳造が盛んになった。青銅器の表面に鋳込まれた文字を金文(きんぶん)という。続いて秦時代に始皇帝が文字の統一を行い小篆(しょうてん)が生まれ、これまでの文字の書体を総称して篆書(てんしょ)という。篆書は、曲線を多用し、線の太さは均一で、主に政治的な文書に使用され、現代でも印鑑などに使われている。 篆書の形は使われるうちに速写に対
作家・北杜夫は、幼少期から昆虫採集に熱中し、その著作にも多くの昆虫が登場しています。中でも「どくとるマンボウ昆虫記」は、チョウ・トンボ・バッタからノミ・シラミに至るまで185種類の昆虫が、正しい和名で登場します。 昆虫に対する深い洞察と愛情、独自の自然観をユーモアたっぷりに著した文章は、子どもから大人まで広く親しまれています。 本展では、「どくとるマンボウ昆虫記」を中心に、作品に登場する昆虫の実物標本を、その作品の文章とともに紹介します。また、小林準治氏の描いた『【コミック版】どくとるマンボウ昆虫記』の原画や、北杜夫の似顔絵なども展示します。 北杜夫が使用していた昆虫採集道具の殺虫管や毒壺、捕虫網、北杜夫自身が採集した昆虫標本、愛読した昆虫図鑑など……。 さまざまな資料から、多彩な北文学の魅力を紹介します。 会 期 2014年4月25日(金曜日)~7月13日(日曜日)開館時間 午前9時30
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