北海道全域で小売り事業などを展開する生活協同組合コープさっぽろは、10年間にわたり積極的に物流改革を進めてきた。その結果、現在では小売業としては全国でも数えるほどしか例のない物流の完全自前化を実現。改革をリードした大見英明理事長にこれまでの試行錯誤、物流の「2024年問題」への対応を聞いた。 <連載ラインアップ> ■第1回 荷主も社会も協力を、NX総研・大島氏が語る「物流の2024年問題」の乗り越え方 ■第2回 2024年問題解決に寄与、荷役時間を短縮させる大和ハウス工業の巨大物流施設 ■第3回 「完全自前化」でアマゾンに勝つ、コープさっぽろ大見理事長が語る物流改革(本稿) ■第4回 ビッグデータ分析、AIで経営改善、DX戦略担当者が語るSGHDの物流改革(仮題) ■第5回 AGVとロボットで無人化を実現、花王「次世代倉庫」の全貌(仮題) ■第6回 企業の垣根と物流の常識を超える、日清食品