NHKスペシャル「混迷の世紀」で、「民主主義の弱体化」と「強権主義の台頭」が指摘されていた。かつて、歴史の必然とまで考えられていた民主主義が、なぜこんなに弱体化し始めたのか?私が思うに、分配(再分配)にあるように思う。意外なことに、強権主義の方が分配に成功している面がある。 イギリス、アメリカの両国は民主主義の国ではあるが、貧富の格差が著しい。この2国は民主主義とは別に、新自由主義を採用し、政府による分配・再分配の機能を低下させ、金持ちはより金持ちに、貧しいものは浮上する希望も与えられない状況に追い込まれた。ラストベルトの人たちの不満が典型的。 世界をリードするアメリカに引きずられるように、このところの世界は新自由主義の影響を受けながらグローバル化が進んだ。そのため、世界の富がアメリカのごく一部の人間に収奪された、と感じる状況に至った。GAFAはその典型例。そして彼らは、資本主義のシステム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く