「600」という珍しい社名のベンチャー企業。2017年6月の設立。オフィス内で導入企業のスタッフなどが食品や日用品を購入できる「無人コンビニ」を提供することで注目を集めている。創業者の久保渓代表取締役は、モバイル送金・決済のプラットフォーム「WebPay」を展開するウェブペイ・ホールディングスを立ち上げた起業家。そのウェブペイ・ホールディングスをLINEに売却したことでも知られている。レジの無人化システムや、最近では店員なしの無人店舗「Amazon Go」が話題になっているなか、600のビジネスモデルはどのようなものなのだろうか。(BCN・佐相彰彦) 「休憩時間が移動に費やされる」を打破、カスタマの効率化と生産性向上へ ――「無人コンビニ」を開発したきっかけは。 久保 二つあります。前職のオフィスが高層ビルだったんですが、昼休みの時、エレベータがものすごく混むんです。降りるだけで10~15
