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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (772)

  • 過去の「大量絶滅」と現在の空恐ろしい類似点

    これまでに地球上に登場した生物の99%以上は、すでに絶滅している。たえず変化する環境に適応しようと新しい種が進化してくる一方で、古い種は消えてゆく。しかし、絶滅のペースは決して一定ではない。むしろ、地質学的には一瞬とも言えるような短い間に75〜90%以上の種が姿を消す「大量絶滅」が、過去5億年の間に少なくとも5回起きている。 大量絶滅は恐ろしい現象だが、新しい形の生命に地球を明け渡すという意味合いもある。最もよく研究されているのは、白亜紀と古第三紀の境界となる約6600万年前の大量絶滅だ。非鳥類型恐竜を絶滅させ、哺乳類や鳥類が急激な進化と多様化を遂げる余地をつくった。

    過去の「大量絶滅」と現在の空恐ろしい類似点
  • 古代の哺乳瓶を発見、動物の乳飲ませ離乳早める?

    ドイツの先史時代の遺跡から出土した哺乳瓶は、古代の人々が乳児をどのように世話していたかを教えてくれる。(ILLUSTRATION BY CHRISTIAN BISIG, ARCHÄOLOGIE DER SCHWEIZ) 世界で最初に哺乳瓶を使い始めたのは、約7000年前のヨーロッパに住む人々だったとされている。新石器時代が始まり、狩猟採集社会から定住生活をする農耕社会へと移り変わる時期のことだ。(参考記事:「新石器時代に人工島、定説覆す発見、目的は不明」) これまでに発見されたそうした小さな土器は、細い飲み口と、ときに動物に似た楽しい形をもち、乳幼児の手に収まっている様子を容易に想像できる。では、子どもたちはそのような容器から一体何を飲んでいたのだろうか? このほど、先史時代の哺乳瓶に付着した物質をはじめて特定した研究結果が、9月25日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。論文によると、

    古代の哺乳瓶を発見、動物の乳飲ませ離乳早める?
    kaos2009
    kaos2009 2019/09/30
  • ウミガメの「ニセ卵」で密売組織を追跡できるか

    アオウミガメがバハマ諸島の波止場の近くに集まる。コロンブスの時代には、おびただしい数のウミガメがいたという。PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK 爬虫類の違法取引の実態を調査している大学院生のヘレン・フィージーはGPS発信器を仕込んだ模型の卵をポケットに忍ばせ、産卵のためにコスタリカの海岸に上陸したカメを探していた。フィージーは産卵の開始を見計らい、カメの背後からはって巣穴に近づき、産み落とされた卵の山に模型の卵を混ぜた。卵を盗みにきた連中が物と一緒に持ち去るように。 ウミガメの卵はアジアと中南米の一部地域ではよく売れる。スープに入れたり、オムレツにしたり、生のままトマトジュースに混ぜて飲んだりする。 ほとんどの国では、何年も前からウミガメの卵の販売が禁止されているが、密売は後を絶たない。その背景には、しばしば貧困や薬物・アルコール乱用があるとフィージーは言う。

    ウミガメの「ニセ卵」で密売組織を追跡できるか
  • 実は世界一周を成し遂げていなかったマゼラン

    1519年9月、マゼランは5隻の船団を率いてスペインから出航した。3年後、ビクトリア号(1590年の地図に描かれている)ただ1隻が、世界を一周してスペインに帰ってきた。(GRANGER) 今から500年前の9月20日、フェルディナンド・マゼランが地球を一周する歴史的な旅に乗り出した。単純な探検の物語と思うかもしれない。だが、そんなことはなかった。探検家マゼランとその航海には矛盾が多い。マゼランはポルトガル人なのに、スペインを代表して航海に出た。非常に優れた船長だったが、乗組員からは嫌われていた。その遠征隊は初めて船で世界を一周したものの、マゼラン自身は一周を成し遂げていない。そもそも彼の名前はマゼランではなかった。 それでもなお、1519年に始まったフェルディナンド・マゼランの遠征を境に、世界がすっかり変わったのは間違いない。その旅は「史上最も偉大にして、最も重要な航海でした」と語るのは、

    実は世界一周を成し遂げていなかったマゼラン
  • 真夜中ちょうどに震える謎の磁場、火星で発見

    火星に降り立ったインサイトの想像図。インサイトの磁気探知器のデータから、火星の磁場が真夜中になると振動していることが明らかになった。原因はまだわからない。(ILLUSTRATION BY NASA) 火星では、真夜中ちょうどになると磁場が震えることがある。今のところ、原因は不明だ。 この現象を初めて観測したのは、地質調査のため火星へ送り込まれたNASAの探査機「インサイト」だった。2018年11月に火星に着陸して以来、インサイトは上部地殻の熱を測定したり、地震を記録したり、磁場の強さと向きを計測するなどして、火星の内部の様子を探り、星の進化を解き明かすための情報を集めている。(参考記事:「火星の地震を初観測、なぜ起こる?何がわかる?」) その成果の一部が、9月に開かれた欧州惑星科学会議と米国天文学会の合同学会で発表された。 謎の振動以外にも、インサイトのデータからは、火星の地殻がこれまで考

    真夜中ちょうどに震える謎の磁場、火星で発見
  • これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初

    謎に包まれたデニソワ人の想像図。最新研究によると、狭い額やがっしりした顎など、デニソワ人は多くの点でネアンデルタール人に似ていたようだ。(ILLUSTRATION BY MAAYAN HAREL) 謎の多い古代人類「デニソワ人」の骨格を再構築することに研究者が初めて成功、9月19日付けの科学誌『セル』に発表された。 デニソワ人は数万年にわたりアジアに暮らしていたと考えられているが、その化石は、小指の骨と頭蓋骨の破片、割れた顎骨、数の歯しか見つかっていない。 この謎の人類の骨格を浮かび上がらせるため、今回の論文を執筆したデビッド・ゴクマン氏は最も説得力ある証拠を利用した。DNAだ。 イスラエル、エルサレム・ヘブライ大学の博士課程学生だったゴクマン氏らは、デニソワ人の小指の骨から抽出したDNAを調べて骨格に関する32の特徴を抽出、デニソワ人の骨格を提案するという快挙を成し遂げた。 「科学が夢

    これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初
  • 水玉模様のシマウマが見つかる、偽メラニズムか

    水玉模様を持つシマウマの子どもティラ。シマウマのトレードマークであるしま模様がないため、吸血性のハエが集まりやすい可能性がある。(PHOTOGRAPH BY FRANK LIU) ケニアのマサイマラ国立保護区で、水玉模様をしたシマウマの子どもが発見された。 撮影したのは写真家のフランク・リュウ氏。サイを探していて、このシマウマに遭遇したという。「一見すると、まるで別の動物のようでした」。生後1週間前後と思われるこのサバンナシマウマは、最初に発見したマサイ族のガイド、アントニー・ティラ氏によってティラと名付けられた。 人の指紋と同様、シマウマのしま模様には個体差があるが、ティラのような配色がマサイマラで記録されたのは初めてかもしれないと、リュウ氏は述べている。ボツワナのオカバンゴ・デルタでは、よく似た配色の子どもが何度か確認されている。 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生物学者で、シマウ

    水玉模様のシマウマが見つかる、偽メラニズムか
    kaos2009
    kaos2009 2019/09/20
    [ティラは普通のしま模様のシマウマよりハエを寄せつけてしまい、馬インフルエンザのような病気にかかる可能性がある
  • 密林の巨岩に築かれた「幻の空中宮殿」 写真7点

    東側から見たシーギリヤ・ロック。岩の上には、5世紀の終わり頃にカッサパ1世が建造し、そしてすぐに打ち捨てられた宮殿があった。(PHOTOGRAPH BY PHILIPPE MICHEL/AGE FOTOSTOCK) インドの南東に浮かぶ島国スリランカ。その中央部の密林にそびえる巨大な岩山のシーギリヤ遺跡は、5世紀の建造当時から恐らくそうであったように、今も堂々とした威圧感を放っている。 「ライオンの岩」という意味を持つシーギリヤは、1982年にユネスコ世界遺産に登録された。かつて王宮があった頂上へ行くには、巨大なライオンの前足の間を抜け、切り立った岩に刻まれた階段を上っていかなければならない。(参考記事:「2019年に登録された最新世界遺産、全29カ所」) すぐに主のいなくなった王宮はやがて森にのみ込まれ、地元の村人以外に知る者はいなくなった。時ははるかに下り、古い仏教の文献に玉座をいただ

    密林の巨岩に築かれた「幻の空中宮殿」 写真7点
  • イヌは品種によって脳の構造も違う、お役目と関連

    人間はイヌの進化にさまざまな影響を与えてきた。彼らの脳も例外ではなかったことが最新の研究で判明した。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 小さなチワワからどっしりとしたセントバーナードまで、世界には数百にのぼるイヌの品種が存在する。これは何世紀にもわたって人間が行ってきた選択的交配の成果だ。イヌの体格や気性がこれほどまでに多様化してきたことを考えれば、彼らの体だけでなく、脳にも違いがあっても意外ではないだろう。 33品種を対象に、MRIによるスキャンを行った新たな研究によると、どのような品種改良が加えられたかに応じて、イヌの脳の構造が異なることが明らかになった。この論文は9月2日付けの学術誌「Journal of Neuroscience」に発表された。(参考記事:「犬の遺伝子を科学する」) たとえば、ラサアプソなど小

    イヌは品種によって脳の構造も違う、お役目と関連
  • アヘン戦争からデモ隊まで、見てわかる香港の歴史

    政治的な自由を求めてデモ隊の抗議活動が続いている香港が、「特別行政区」という地位を与えられた背景には、特殊な歴史があった。(ILLUSTRATION BY ADOLFO ARRANZ, NATIONAL GEOGRAPHIC) 人口700万人を超える大都市、香港で、政治と個人の自由を求める大規模デモが長期化している。だが、香港で抗議運動が起こるのはこれが初めてではない。香港の歴史は、急速な発展と政治的混迷、そして変化を求める運動の連続だった。25点のイラストを使って、香港史における重大な転換点を振り返ってみた。 1800年以前 中国が清の時代、小さな香港島は、辺境にあるのどかな漁村だった。ここへ英国の商人がインドから不法にアヘンを持ち込み、清の茶葉や絹、陶器などと交換した。後の激しい貿易戦争の火種は、こうして植え付けられた。やがて、清でアヘン中毒が深刻な問題となり、1839年には1000万

    アヘン戦争からデモ隊まで、見てわかる香港の歴史
    kaos2009
    kaos2009 2019/09/01
  • 解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える

    新たに発見された頭蓋骨MRD-VP-1/1は、アナメンシス猿人という初期の人類のものである。(PHOTOGRAPH BY DALE OMORI, COURTESY OF THE CLEVELAND MUSEUM OF NATURAL HISTORY) アフリカ、エチオピアでヤギの囲いを作ろうと地面を掘っていた男性が、特別な骨を見つけた。約380万年前に亡くなった人類の祖先の、ほぼ完全な頭蓋骨だ。 8月28日付けの科学誌『ネイチャー』に発表された論文によると、この頭蓋骨はアウストラロピテクス・アナメンシス(アナメンシス猿人)のものと判明した。これまでに発見されたアウストラロピテクス属(150万〜400万年前に生息していた初期人類)の頭蓋骨の中では最も古い。 論文の筆頭著者である米クリーブランド自然史博物館の古人類学者ヨハネス・ハイレ=セラシエ氏は、「380万年前の人類の先祖はどんな顔をしてい

    解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える
  • グリーンランド、北緯82度の研究基地とは

    ヘリムガスで満たされた観測用の気球。グリーンランドのノード基地から約2キロ南東にあるフライガー小屋で放たれるのを待つ。乱気流、太陽放射や地球放射、低層大気中に漂う微粒子「ブラックカーボ ン」などを測定できる。PHOTOGRAPH BY ESTHER HORVATH 夏の夕暮れ時、兵士たちはシャツも着ずに屋外でくつろいでいる。ある者はギターを弾き、ある者はを読む。何ともリラックスした雰囲気だが、ここはグリーンランド北東部にあるデンマーク軍のノード基地だ。遠くで発電機のうなる音が聞こえ、時折、2頭のグリーンランド犬がほえる。 この基地の日常的な任務の大半が科学調査に関するものだ。北極圏では地球上のどこよりも速く、温暖化が進んでいる。気候変動の影響を調査する研究者にとって、この基地の立地は願ってもないほど良い。世界最大の国立公園に位置し、北緯はおよそ82度で、滑走路があるためアクセスしやすいか

    グリーンランド、北緯82度の研究基地とは
  • 「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り

    ブラジル、ロンドニア州ポルトベーリョ近くのアマゾンの航空写真。2019年8月21日に撮影。(PHOTOGRAPH BY UESLEI MARCELINO/REUTERS) アマゾンで猛威を振るう森林火災のニュースが先週から世界中を駆け巡っている。だが、アマゾンの熱帯雨林の重要性を伝える際に、誤解を招く主張が何度も繰り返された。それは、地球の酸素の20%をアマゾンが生み出しているというものだ。 この主張は米CNN、米ABCニュース、英スカイニュースなどの報道で取り上げられたほか、フランスのマクロン大統領や、米上院議員で2020年の大統領選に出馬表明しているカマラ・ハリス氏、俳優で環境保護活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏など、政治家や著名人のSNSでも散見された。また、アマゾンの森林は「地球の肺」という表現も、同じようによく使われている。 アマゾンの火災によって世界の酸素供給が危機にさ

    「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り
    kaos2009
    kaos2009 2019/08/30
    [光合成により陸上で生産される酸素の約20%をアマゾンが担っているという事実が、「大気中の酸素の20%」と誤って世間に広まったのかもしれない」
  • 永久凍土はもはや永久ではない、何が起きるのか

    北極圏で急速に進む永久凍土の融解。それは土地の姿を変え、温室効果ガスを放出し、気候変動を加速させるおそれがある。

    永久凍土はもはや永久ではない、何が起きるのか
  • 未曽有のアマゾン森林火災、動物への影響は

    アカハラウロコインコは、アマゾンの熱帯雨林で見つかっている1500種の鳥の1つ。前例のない規模で火災が猛威をふるう中で、野生生物が深刻な影響を被る可能性がある。(PHOTOGRAPH BY CLAUS MEYER, MINDEN PICTURES/NAT GEO IMAGE COLLECTION) 地球上にいる生物種の10分の1が生息するアマゾンの熱帯雨林で、大規模な森林火災が発生している。ブラジルの森林で9000件もの火災が一斉に発生し、ボリビア、パラグアイ、ペルーにまで燃え広がった。 原因の大半は、森林を手っ取り早く伐採するために人間が火を付けたことと見られ、加えて乾期のために火の勢いが増した。現在も膨大な件数の森林火災が続いており、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、昨年の同期に比べその数は80%も増加しているという。これらの火災は宇宙からも見えるほどだ。(参考記事:「アマゾ

    未曽有のアマゾン森林火災、動物への影響は
  • ダム撤去でサケが急回復、鍵は海辺のビーバー

    来は淡水に生息するビーバーだが、海に近く、潮の影響を受ける河川にも適応する。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ある晴れた夏の日、米ワシントン州の北西部を流れるエルワ川の河口では、キングサーモン(マスノスケ)が川の流れに逆らって元気よく飛び跳ねていた。 オリンピック国立公園の緑豊かな山々を源流とし、ファンデフカ海峡へと注ぎ込むエルワ川の流れは強い。流から外れた細い水路に立っていても、思わず足をとられそうになる。この流をものともしないキングサーモンはよほど強靭な体を持っているのだろう。彼らは川を遡り、遥か上流の産卵場を目指す。そして、オリンピック山脈の雪解け水の中で卵からかえった稚魚たちは、一生の大半を過ごす豊饒の海へと川を下ってゆく。 2011年から2014年にかけて、エルワ川で2基のダムが

    ダム撤去でサケが急回復、鍵は海辺のビーバー
  • 800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した

    ヒマラヤ山脈、ループクンド湖の岸に人骨が散らばっている。(PHOTOGRAPH BY HIMADRI SINHA ROY) インド、ヒマラヤ山中の人里離れた高地に、考古学史上でも屈指の謎に満ちた湖がある。およそ800人分もの人骨が見つかっている「骨の湖」ループクンド湖だ。 この湖で、過去にいったい何があったのか。解明に挑んだ研究結果が8月20日付けで学術誌「Nature Communications」に発表された。しかし結果は、その謎をさらに深めるものだった。(参考記事:「古代エジプト、人骨が語る過酷な暮らし」) 驚きの分析結果 2000年代の初めに予備的なDNA研究がなされ、ループクンドの死者たちは南アジアにルーツがあるという結果が出た。また、放射性炭素年代測定により、人骨は紀元800年頃のものとされ、全員が1回の出来事で亡くなったと考えられてきた。(参考記事:「古代南欧で謎の「男性大量

    800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した
    kaos2009
    kaos2009 2019/08/25
  • 欧州の謎の変形頭蓋骨、「民族の目印」だった?

    この異様に長い頭骨は、現在のクロアチアにあたる地域で1500年前に死亡した、東アジア系の祖先をもつ10代の少年のもの。当時は乳幼児の頭を締め付けて変形させる風習があり、頭の形で民族や階級を示していたのではないかと考えられている。(PHOTOGRAPH BY M. CAVKA, UNIVERSITY HOSPITAL DUBRAVA, ZAGREB) ローマ帝国崩壊後の欧州には、ゴート族やフン族などの異民族が進出してきた。いわゆる「民族移動時代」(西暦300~700年頃)である。この時代の遺跡からは、人為的に変形させた跡がある頭骨が見つかっているが、この風習は、自らのアイデンティティを表明する極端な方法の1つであった可能性がある。考古学者は今、DNA分析によってこの謎を解明しようとしている。 考古学者たちは最近、クロアチア東部のヘルマノブ・ビノグラード遺跡で、10代の少年の遺体が3体埋められ

    欧州の謎の変形頭蓋骨、「民族の目印」だった?
  • 絶滅したマンモスを「絶滅危惧」リストに?なぜ?

    絶滅動物ケナガマンモス。その牙は、象牙同様に珍重されている。(PHOTOGRAPH BY JONATHAN BLAIR, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 8月17日からスイス、ジュネーブで開催されているワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の締約国会議で、驚くべき提案がなされている。マンモスを規制対象リストに加えようというのだ。 ケナガマンモス(学名Mammuthus primigenius)は、かつて北米やユーラシア大陸の北部に生息した哺乳類で、4000年以上前に絶滅している。現在生息している動植物の規制対象リストに絶滅種を加えるというこの提案は、当然ながら論争を呼んでいる。 ワシントン条約の目的は、国際取引が原因になって、現生の動植物が絶滅に追い込まれるのを阻止することにある。絶滅種が明確に除外されているわけではないもの

    絶滅したマンモスを「絶滅危惧」リストに?なぜ?
    kaos2009
    kaos2009 2019/08/23
    「マンモスの牙の取引はほぼ規制がなく、記録もほとんどなされていない。また、マンモスの牙と象牙は区別するのが難しいため、象牙をマンモスの牙と故意に偽れば、ワシントン条約の規制を回避できる。つまり、象牙の
  • アマゾン森林火災、原因は「過剰な伐採」と専門家

    NASAがとらえたアマゾンの森林火災による煙の衛星画像(Photograph by NASA Earth Observatory, Lauren Dauphin, using MODIS data from NASA EOSDIS/LANCE and GIBS/Worldview and VIIRS data from NASA EOSDIS/LANCE and GIBS/Worldview, and the Suomi National Polar-orbiting Partnership) 南米アマゾンの熱帯雨林で起きている大規模な森林火災は、非常に激しく延焼中で、近隣の都市は、厚い煙に覆われている。 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は2019年、過去最高となる7万2843件の火災を報告した、と複数の報道機関が報じている。そのうちの9000件を超える火災が、この1週間で発生した。 火

    アマゾン森林火災、原因は「過剰な伐採」と専門家