リニア中央新幹線トンネル工事で発生する湧水の県外流出対策としてJR東海が示した田代ダム取水抑制案を巡り、ダムを管理する東京電力リニューアブルパワー(東電RP、東京)が8日までに静岡新聞社の取材に応じた。JRと同案の実現に向けた具体的な協議に応じるかについて「(JRが)これから流域の関係者や河川管理者の理解を得ていく段階」と述べ、協議を始める環境は現時点で整っていないとの認識を示した。 JRは1月25日に県庁で開かれた県有識者会議の地質構造・水資源専門部会で委員から案の実現可能性について一定の理解を得たとして東電RPと協議を始める考えを示していた。一方、東電RPは取材に対し、JRと具体的な協議を始めるには専門部会に加えて、大井川流域市町や河川管理者である国の了解を得る必要があるとの考えをあらためて示した。 同案により取水を抑制する期間については「あくまでリニア工事の一定期間に限る」とし、JR
![東電「関係者理解、まだ」 田代ダム案 現時点で協議環境整わず【大井川とリニア】|あなたの静岡新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9b32ed8c3fb986f2dab315d2b9d25b78bb6bea0a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.at-s.com%2Fats-static%2Fimg%2Fnews%2Fanashin_news.jpg)