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  • 八木啓代のひとりごと 検審申立という第2幕が始まりました

    5月31日、検察が森友事件に関する一連の告発について、「まとめて不起訴」を出しました。 この「まとめて不起訴」という対応そのもので、はじめからまともに捜査をする気もなければ、気で起訴する気もなかったということが明らかであったと思います。 だって、たとえ被疑者が同一であったとしても、 (1) 大量の公文書を捨てたと佐川局長が国会で抜かした件 (2) 多数の公文書を改ざんしていたのが朝日のスクープでバレた件 (3) みんなが疑っている、8億円の国有地を1億円で売っちゃって、背任じゃないかと疑われている件 というのは、それぞれ別の問題なわけです。 極端に言うと、死体があったとして、「殺人」と「死体遺棄」と「死体損壊」はそれぞれ別の罪なわけでして、殺人はやってないけど死体遺棄はやったとか、死体損壊はやったとか、証拠隠滅だけやったのかもしれないとか、殺人じゃなくて、過失致死だったかもとか、まともに

  • 八木啓代のひとりごと 森友問題:財務省官僚を刑事告発してきました

    すでにNHKのニュースなどで流れているようですが、日、霞が関の東京地方検察庁に、全国から集まった数十通の告発状を提出してまいりました。 財務省の官僚7名を、被疑者特定して、公用文書等毀棄罪での刑事告発です。 もちろん、「なんか怪しいみたいだから、お上で捜査してください」というような検察に期待をかけた、やさしい告発ではありません。諸資料により、当会のイケメン法曹チームが、佐川理財局長らの答弁の嘘を完全に暴いております。 というわけで、日午後3時の時点で、告発状はWebで公開されておりますが、あらためて、概要をご説明しようと思います。 まず、公文書の保存についてですが、これは、いわゆる公文書管理法(正式名 公文書等の管理に関する法律)で規定されています。 この4条に、 「行政機関の職員は、第一条の目的の達成に資するため、当該行政機関における経緯も含めた意思決定に至る過程並びに当該行政機関の

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  • 八木啓代のひとりごと 米大統領選:嫌な予感ほど当たることがあるんだよね、という話

    いやいや、バック・トゥ・ザ・フューチャーの未来予知度は凄い。 トランプ大統領が誕生ですね。 それと共に、全米で大デモですよ。これもなんとも映画っぽい。 などと人ごとの笑い話のように書いていますが、残念ながら、米国はラテンアメリカにとっても日にとっても「ヘビーな隣国」なので、他人事と言いきれないのが痛いところです。 さて、トランプが「地方の白人中下層」の不満をすくい上げ、一部の経済的政治的特権階級(エスタブリッシュメント)をdisり、反グローバリゼーションを唱えたのが圧倒的な支持を得た、という論評が多いようですが、これは正しい部分もありますが、間違っている部分も大きいです。 確かにトランプの熱狂的支持層(すなわちトランプ支持であること公言していた人たち)は地方の「中下層白人」なのは間違いありません。 しかし、実際に選挙の趨勢を決めた「隠れトランプ」すなわち、「政治的正しさ」に反して人種差別

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    kaos2009
    kaos2009 2016/11/11
  • 八木啓代のひとりごと PC遠隔操作事件:マスコミがあえて触れない「事件の真相」

    ここ数日、雑用も含め仕事に追われていたこともあるが、もしかして、どこか大手メディアで一社でも、まともな報道をするところがあるかどうかを見ていた。 残念なことに、見事なほどなかったどころか、誤報を通り越して、むしろ、捏造に近い記事まで出ている有様なので、やはり書かねばなるまい。 さて、まず、誰しもが不思議に思うのは、片山氏が真犯人であるとして、この真犯人は、 (1)1年もの間、全面否認を続けただけではなく、弁護団を騙し通した。言うまでもなく、この弁護団は、「人を見る目がない新人弁護士」ではなく、足利事件を扱った佐藤博史弁護士や、東電OL殺害事件に関わった木谷元裁判官も含む、「人を見るということにかけては大ベテラン」の方たちである。いわゆる「人を信じやすいピュアな人が詐欺にひっかかった」、というようなレベルの話ではないのは明らかだ。(というか、そう思っている人がいたら、相当な世間知らずであろう

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/28
  • 八木啓代のひとりごと 遠隔操作事件:いくつかの疑問に答える

    さて、昨日からコメント欄が荒れているが、まず、一言。 知らない人にオマエ呼ばわりされる筋合いはないし、何か実害を受けたわけでもない人に謝れとか言われる筋合いはない。また、明らかに私のブログを読んでいないか、また内容が理解できていない人の筋違いなコメントを掲載する理由もないし、それは言論弾圧ではない。 謝れとか反省しろとか言う人に限って「私のブログの影響力が大きい」と主張されているのだが、それなら、私のブログより明らかに社会的影響の大きい大メディアで、今までに誤報を出した件について、すべて謝罪要求して、謝罪文を取っているのだろうから、それを公開して頂きたいものだ。 要するに、今回に限り、江川さんや私を叩いているなら、それは単に卑劣な阿呆が尻馬に乗っているだけとしかみなさないので、その種の人は相手にはしない。ブログはそもそも、強制して読ませているものではないし、購読料を取っているわけでもない。

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/22
  • 八木啓代のひとりごと PC遠隔操作事件:すべての謎が解けたあとに残るもの

    さて、色々な報道が錯綜する中、遠隔操作事件の公式の記者会見の通知が届いたのが、10時半頃。弁護士事務所からのメールを見たのが43分頃。 それで11時開始って......と、あきらめかけたが、記者会見が遅れて始まることと、長引くことに賭けて、家を飛び出した。 その内容は、ビデオニュースドットコムやIWJなどで配信されるのはわかっているのだけど、とりあえず、ツイッターで逐一ツイートした。 その途中に、「小刻みに書くな」(←ツイッターに文字制限があるのを知らないらしい)とか「弁護士の代弁をするな」(←弁護士の記者会見をツダってるだけですが)とかいうリプライを入れてくる(お前みたいな無知がツイッターやるなよと言いたいような)超絶アホがいたりしたが、そういうのは無視して、ひたすらiPhoneでツダる。 まあ、それはこちらで読んで頂くとして。 結論から言うと、片山氏が犯人であることは確定的である。とい

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/20
  • 八木啓代のひとりごと PC遠隔操作事件「真犯人からのメール」を検証する

    さて、PC遠隔操作事件で、昨日、「真犯人と称する人」から届いたメールについて。 あたくしは、昨日、2時15分からの八田隆氏の国賠訴訟記者会見に参加して、(ここのところ、記者会見やる方ではなくて、見る方専門である)、そのあと、時間つぶしに東京地裁の地下の喫茶室に言ったら、なんと「臨時休業」。 パーティーがあるそうで。 裁判所に一件しかない喫茶店でパーティーなんかやるなよ、と毒づきながら、仕方ないので、裏の家庭裁判所の地下の喫茶室に足を伸ばして、iPadを広げました。 で、ツイッターを見たら、落合弁護士に「真犯人と称する人から届いたメール」についての一連のツイートが出てくるじゃありませんか。 落合弁護士は、「文体が違う」などという指摘をなさっているが、私はほぼ、この時点で、これが真犯人からのものであることを確信いたしました。 というのも、「単なる愉快犯ではない」ことは、内容から明らかだったから

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/17
    “まさに、「自分しか知らない」ことが書かれていると。具体的には、「鹿島神宮、鹿島ハイツ、伊勢神宮、道の駅富士川楽座、駿河健康ランド、会津若松駅、会津桧原駅、高崎駅、行田市などです。」という検索履歴。”
  • 八木啓代のひとりごと 冤罪事件とは、「真犯人」を警察と検察が逃がしたということですよね

    さて、ふだん冤罪問題には無関心な世間も、さすがに昨日からは、袴田さんの件が多少話題になってます。世界的にも、BBCから果てはニカラグアまで、幅広く報道されていますね。なんといっても、ギネスブックに載っている「死刑囚」でしたし、日の刑事司法の異常っぷりが世界に周知されるのは、日の恥ではありますが、自浄能力のない人たちにとっては、重要なことです。 なんといっても、静岡地裁の再審決定で、「捜査機関によって捏造された疑いのある証拠によって有罪とされ、死刑の恐怖の下で拘束されてきた」「これ以上拘束を続けることは耐え難いほど正義に反する」とまで言われちゃったわけです。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG27014_X20C14A3000000/ もはや、裁判所でも、まともな裁判官になら、警察・検察が証拠を捏造することは、デフォルトと認められちゃったってこと

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/17
  • 八木啓代のひとりごと パソコン遠隔操作事件:真犯人はほくそ笑んでいることでしょう

    パソコン遠隔操作事件。 逃げ腰だった検察が、ついに取調べを始めたのですが、なんと、通常の刑事部ではなく、特捜が乗り出してきたとの情報が入ってまいりました。 あくまで全面否認する片山氏を「ストーリー通りに割る」ために、凄腕の特捜検事なら、という特捜神話が今でも検察庁に生きているのでしょうか。 しかし、それこそがまさしく、「決定的な証拠などじつは存在していない」ことの裏付けのように思えます。当に証拠があるなら、堂々と取調べを録画録音し、動かぬ証拠とやらを片山氏に突きつければよいだけの話で、しかも、片山氏人も弁護側も、それを望んでいるのです。 特捜検事が取調べをすること、それ自体が、この事件の前提も証拠も、じつは脆弱であることの証明であるように思えます。 で、ここに片山氏のメモがあるのですが、それによると、3月5日に東京地検の水庫(みずくら)検事から受けた取調べの中で、はっきり、水庫検事自身

    kaos2009
    kaos2009 2014/05/17
    “ 証拠改竄事件や田代の虚偽報告書問題で、検察の権威はすでに地に墜ちているのです。ここで止めを刺されるようなことはやめて、捜査員の一部でも、「片山氏が犯人でないのであれば、別の犯人が存在し得るか」とい
  • 八木啓代のひとりごと どうする検察! その首に二重の縄が....

    さて、今日は、盆と正月が一緒に来たような濃ゆい一日でした。 まず、午後2時。 日、クレディ・スイス証券脱税事件で、在宅起訴され、無罪判決を勝ち取った八田隆氏の国賠訴訟提起の記者会見です。 この事件は、2008年、クレディ・スイス証券の従業員及び退職者300人のほとんどが、会社の現物株及びストックオプションで受け取った海外給与を正しく申告していなかった事件で、「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件」が発端となったもの。 で、実際に、300人もの申告漏れがあった以上、会社の税務指導が正しくなかったと考えるのが常識だと思うのだが、なぜか、その300人のうち、八田隆氏1人が、故意の脱税として起訴されてしまった事件だ。 なぜ、八田氏1人が? それはおそらく、凄腕のディーラーであり、高額所得者であったがゆえに、結果的に、八田氏の「申告漏れ額」が日円換算で約3億5千万円という金額であったことは無縁で

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/17
    “地検刑事部が1年前に握りつぶした「例の資料」。もしもあの人が犯人だったら、とんでもないことになりますね。ほら、前科があって警察検察に恨みを持ち、なおかつ、遠隔操作系プログラムのプロフェッショナルで、
  • 八木啓代のひとりごと 島田紳助引退理由のメールは、どこから来て、どこにつながっているのか

    23日夜、突然発表された島田紳助の引退は、「暴力団関係者とのメールのやりとり」が理由でしたが、その相手が「渡辺二郎」だったということで、少し別の様相を帯びてきました。 去る6月23日に、私が代表をつとめている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」のコーディネートによる、明治大学大学院主催のシンポジウム「検察・世論・冤罪 II」で羽賀研二問題を取り上げています。 これは、去る6月17日に、控訴審逆転有罪判決を受けた羽賀研二の恐喝未遂と詐欺事件の検証で、この事件が、いかに大阪府警第4課と大阪地検の暴走によるものであるかということを明らかにしたものです。 つまり、来立件に価しないような、正確に言えば、むしろ羽賀研二氏こそが被害者であると言えるような事件を、何故か、大阪府警と大阪地検が、むりやり立件し、さらに羽賀氏の無実の証人が出てくると、その弁護側証人を偽証で逮捕・有罪に持ち込んだという

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