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ブックマーク / hanshotfirstjp.hatenablog.com (5)

  • 1963年以前にも「厩戸王」の用例はある - Cask Strength

    指導要領改定案の問題点:「厩戸王」は戦後に仮に想定された名、「うまやどのおう」も不適切【訂正・追加】 - 聖徳太子研究の最前線 私も「厩戸王」に変更するという試みには首をかしげるほかありません。それを言いだしたら、天皇の漢風諡号はアウトですし、そもそも天武より前の(推古という説もある)「天皇」号もアウトでしょう。「聖徳太子」はダメで「推古天皇」はOKというのは、どう見ても筋が通らない。従来通り「聖徳太子」で問題ないでしょうし、「厩戸皇子」でもいいでしょう。 しかし、「厩戸王」が不適切であるということを主張するために上記ブログの記事のように言うのはいかがでしょうか。「厩戸王」という表記が小倉豊文氏や田村円澄氏の著作によって定着し、流布したというのは事実であっても、「厩戸王」は戦後の造語であって「どの時代の史料にも見えません」というのは事実に反します。 (『甲斐国志』巻四八。 http://d

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    kaos2009
    kaos2009 2017/02/24
    聖徳太子
  • 活版印刷ならではの誤植 - Cask Strength

    植字の際に起こりうるミスとしてはそれほど稀なものではないのですけれども、たとえばいざ人に紹介しようなどという時にはとっさにその例を見せることができないので備忘のために。 (『日文学研究資料叢書 平安朝物語II』有精堂出版、1974年。142頁) どこに誤植があって、どのようにしてそのような誤植が起こったのか。(配点:10点)製版やDTPだったら起こりえないことですよね。

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  • 「義を見てせざるは勇なきなり」はどこの国のことわざか ※追記があります - Cask Strength

    念のために最初に断っておきますが、鈴木都議のヤジは許容されるものではありません。その上で、の話です。 都議の「『義を見てせざるは勇無きなり。』日のことわざですけれども」という発言を批判している人たちに訊いてみたいことがあるんですよね。「ことわざ」の定義は何ですか?そして、「日のことわざ」の定義は何ですか?と。 今回は、たまたま、よく知られている中国古典の、たまたま、よく知られている一節が出てきたから、日固有の表現ではないということに気づいて批判しているだけではないですか。 はっきり言って「ことわざ」の定義は難しいです。藤井乙男ですら「これ極めて困難の業たり」(『諺の研究』講談社学術文庫、17頁)と言っています。私にも明解はありません。しかし、件に関わるところで結論を先に述べておきます。 「義を見て・・・」を、『論語』の一節の読み下し文を典拠として引用したものだととらえるのであれば、

    「義を見てせざるは勇なきなり」はどこの国のことわざか ※追記があります - Cask Strength
    kaos2009
    kaos2009 2014/07/02
  • 「漢字の本義」という魔物 - Cask Strength

    一昨年、昨年と講師を担当した某ワークショップが、今年度は先方の財政難によって開催されなくなったので、用意していた2、3の教育的な小ネタは来年以降に持ち越しに。 小ネタはたいてい「こういうことをしてはいけない」という注意を与えるものでして、今回ご紹介するのもそれです。つい最近刊行された熊倉浩靖氏『日語誕生の時代』(雄山閣、2014年)にも見いだされたので、御覧ください(多分、このネタ自体はお蔵入り)。 (216〜217頁) 古代東アジアの諸地域において、漢文の読み書きを学ぶというのは当時すでに成立していた古典の注釈――訓詁学――による解釈を受け入れることで成り立っていたのであって、原則として、漢字の運用は典籍の権威ある注や辞書の記述を離れてなされるものではなかったと考えるべきです。 壬申誓記石の最後にも「詩尚書礼伝倫得」(詩・尚書・礼・伝の倫を得)とありますが、こういった経典は伝統的な注釈

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    kaos2009
    kaos2009 2014/05/10
  • 戦国時代のキラキラネーム - Cask Strength

    【画像あり】甥っ子のクラス名簿ぱくったら名前がけっこうぶっ飛んでてわろた : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ いやまあなんというか、キラキラネームも親の自己満足じゃなくて子どもの健やかな成長を願う気持ちが込められていることを祈るよ・・・ そういえば、戦国時代も後期になるとキラキラネームが流行したようです。これは人がつけているのだけど。 且也毎莅軍陣。為勇名以知于敵。改姓異名。欲不与衆同者間有之。所謂若鵜北六花氏。吉見八谷党。里見八犬士。尼子七馬九牛十勇介。大内十杉党。上杉十五山党。朝倉十八村党。及山中狼之介野中牛助。不遑枚挙也。其名所載軍記。事実多不詳。素是史闕文歟。以類想像此。則暴虎憑河之勇已矣。蓋戦国澆漓士風。武勇有余。而文学不足。徒倡異好奇。為俗如此。鳴虖野哉野哉。 (『南総里見八犬伝』第9輯自序) 馬琴は『燕石雑志』(巻一)でその実例として「正親町院の永禄の比より、

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    kaos2009
    kaos2009 2011/09/19
    「最近の若者は」現象と同じ 江戸時代のDQNネームhttp://tokyo26.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-ce58.html DQN読みに嘆く本居宣長http://d.hatena.ne.jp/rabbitbeat/20101027/1288189748
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