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ブックマーク / sorae.info (10)

  • 直径約13億光年の巨大構造物「ビッグ・リング」を発見 宇宙原理に反する構造か

    私たちの宇宙について、広い目線で見れば天体や物質の分布が均質であるという「宇宙原理」が広く信じられています。しかし近年の観測では、宇宙原理に反すると思われる巨大構造物(宇宙の大規模構造)がいくつも見つかっています。 セントラル・ランカシャー大学のAlexia Lopez氏は、地球から約92億光年離れた位置(※)に、直径が約13億光年にも達する巨大構造物「ビッグ・リング(Big Ring)」を発見したと、アメリカ天文学会(AAS)の第243回会合の記者会見で発表しました。Lopez氏は2021年にも同様の巨大構造物である「ジャイアント・アーク(Giant Arc)」を発見していますが、両者は非常に近い位置と距離にあります。これは宇宙原理に疑問を呈する発見です。 ※…この記事における天体の距離は、光が進んだ宇宙空間が、宇宙の膨張によって引き延ばされたことを考慮した「共動距離」での値です。これに

    直径約13億光年の巨大構造物「ビッグ・リング」を発見 宇宙原理に反する構造か
    kaos2009
    kaos2009 2024/01/31
  • 軌道上から眺める火星 UAEの探査機「HOPE」が撮影

    時間2021年2月10日午前1時頃に火星の周回軌道へと入ったアラブ首長国連邦(UAE)初の火星探査機「HOPE」(アル・アマル)。2月14日、HOPEが軌道上から撮影した初の火星の画像が公開されました。 UAEの火星探査機「HOPE」が撮影した火星(Credit: UAE Space Agency)こちらがHOPEに搭載されている多波長イメージャー「EXI(Emirates eXploration Imager)」によって高度2万5000kmから撮影された火星の画像です。BBCによると、画像が撮影されたのは火星の周回軌道へ投入された翌日となる日時間2月11日5時36分とされています。 画像の火星は向かって左上が北極にあたり、中央には特徴的なタルシス三山(画像上からアスクレウス山、パヴォニス山、アルシア山)の連なりが見えています。昼夜の境界をよく見ると、今まさに朝を迎えようとしているオ

    軌道上から眺める火星 UAEの探査機「HOPE」が撮影
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

    エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見
  • NASAの月探査機LRO、チャンドラヤーン2号の上空飛行を実施

    NASAの月探査機「LRO」が2019年9月17日、おそらく着陸に失敗したインド探査機「チャンドラヤーン2号」の上空を飛行しています。 関連:月面探査機「チャンドラヤーン2号」の着陸機、着陸直前に信号ロスト チャンドラヤーン2号の計画では、着陸機「ヴィクラム」が月面への着陸を9月6日に試みましたが、高度約2.1kmの地点で信号が途絶。ミッションは失敗した可能性が非常に高いと予測されています。 現在、ISRO(インド宇宙研究機関)はヴィクラムとの通信の確率を試みています。また、ISROの匿名筋から得た情報として、「ヴィクラムは予定地点の非常に近く、傾斜した地点に着陸している。機体はひと塊で、分解していない状態だ」との報道も伝わっています。 そしてLROの飛行により、現在のヴィクラムの様子が確認できることが期待されます。また、NASAはLROによって撮影されたあらゆる画像を公開すると伝えていま

    NASAの月探査機LRO、チャンドラヤーン2号の上空飛行を実施
  • インド着陸機、月面にて発見も依然シグナルなし。衝突して破損か

    インドの月面探査機「チャンドラヤーン2号」の探査機が2019年9月8日、ミッションに失敗した着陸機を発見しました。なお、依然としてシグナルは確認できていません。 チャンドラヤーン2号のミッションでは、まず月周回探査機が軌道に投入され、そこから分離した月に着陸する着陸機(ランダー)の「ヴィクラム」、と月面を移動する探査車(ローバー)の「プラギャン(Pragyan)」が、軟着陸を目指していました。 しかし、ヴィクラムは9月6日の降下ミッションの最中、月面から高度約2.1kmの地点で信号がロストし、ミッションの失敗はほぼ確実だと思われているのです。 そして今回、月を周回している探査機が、着陸機の存在を確認しました。ただし、ヴィクラムからの信号はなく、月面に衝突して破損していることが想定されます。 なお、チャンドラヤーン2号では今後もミッションが続けられ、探査機による月上空からの観測が続けられます

    インド着陸機、月面にて発見も依然シグナルなし。衝突して破損か
  • 木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上

    米ライス大学は8月14日、およそ45億年前に誕生したばかりの木星のコアが巨大衝突によって破壊され、今もその状態が続いているとするShang-Fei Liu氏らの研究成果を発表しました。自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの堀安範氏も参加した研究内容は論文にまとめられ、同日付でNatureのオンライン版に掲載されています。 原始惑星と正面衝突した若き木星の想像図(Credit: K. Suda & Y. Akimoto/Mabuchi Design Office, courtesy of Astrobiology Center, Japan)■木星のコアは密度が低かった現在木星ではNASAの木星探査機「ジュノー」が周回探査を行っています。数多くのクローズアップ画像で私たちを驚かせてくれるジュノーですが、外からは見えない木星内部の構造を明らかにすることも重要な任務のひとつです。 ジュノ

    木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上
  • 地球サイズで爆速に自転する主星。高エネルギー粒子をぶつけられる伴星

    このイメージ画像は、さそり座の方向約380光年先にある「さそり座AR星(AR Scorpii)」を再現したものです。 さそり座AR星は、主星は地球と似た大きさの白色矮星(右)と、太陽の3分の1の大きさの赤色矮星(左)の伴星からなる連星系です。明らかに伴星の方が大きいものの、質量は主星の方が20万倍重い。 また、さそり座AR星の特徴は、主星の白色矮星が高速に自転を行っていることで「電子を光速に近い速度まで加速」させているということ。紫外線や電磁波など様々な高エネルギー粒子が発生し、伴星の赤色矮星と衝突することで1.97分毎に変光を繰り返しています。 なお、これらの研究結果は2016年に公表されたもので、それ以前は、3.56時間周期で明るさが変わる単独の変光星に分類されていました。この様に研究が進むことにより、天体の構造や仕組みが解明され、情報は日々新しいものに書き換わっていきます。 天体の他

    地球サイズで爆速に自転する主星。高エネルギー粒子をぶつけられる伴星
  • 月面探査車「玉兔2号」を分離完了。月の裏側観測へ

    中国国家航天局(CNSA)は、1月3日に月の裏側に着陸した「嫦娥(じょうが)4号」から分離した探査車「玉兔2号」の画像を公開しました。 この画像は「嫦娥4号」に搭載されたカメラによって「玉兔2号」がレールを伝って月面に着陸した時の様子を撮影したもの。昨日公開された画像とアングルは同様で、手前に「玉兔2号」を分離したことが分かります。 今後は、月面を動き回ることが可能な「玉兔2号」による月面裏側の詳細な地表画像の到着も期待できます。 ▲着陸時の画像。上部にレールが映っている Image Credit:CNSA ■嫦娥四号着陆器与巡视器顺利分离 玉兔二号在月背留下人类探测器的第一道印迹 http://www.cnsa.gov.cn/

    月面探査車「玉兔2号」を分離完了。月の裏側観測へ
  • ロケット打ち上げ用巨大航空機「ストラトローンチ」 初飛行に向けタキシング

    航空機からのロケット打ち上げを目指す、ストラトローンチ・システムズ。同社の巨大な打ち上げ用航空機「ストラトローンチ」が、再びタキシング(滑走路の地上移動)を行いました。 ストラトローンチは翼長約120m、重量約230tの世界最大の航空機で、ボーイング 747のエンジンを6つ搭載。2機の航空機を合体させたようなフォルムが特徴です。昨年12月にもタキシングを行いましたが、今回は時速46マイル(約74km)とその速度を上げての移動を試みました。 マイクロソフトの共同創立者ことポール・アレンが率いるストラトローンチ・システムズ社は、ストラトローンチにてロケットを搭載し、空中からの打ち上げを目指しています。すでにオービタルATKと「ペガサスXL」ロケットの打ち上げ契約を結んでいるとも報じられており、2019年には初飛行を予定しています。 計画によれば、ストラトローンチの初飛行は2019年。気象状況に

    ロケット打ち上げ用巨大航空機「ストラトローンチ」 初飛行に向けタキシング
    kaos2009
    kaos2009 2018/03/05
  • 「ファルコン・ヘビー」センターコア、着陸せず時速約480kmで海中に突入した模様

    2018年2月6日(現地時間)に打ち上げられ、ペイロードの投入からサイドコアの着陸まで成功し完璧だと思われていたスペースXの超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」の打ち上げ。しかし一つだけ残念なことに、中央のセンターコアは着陸に失敗したようです。 The Vergeが報じスペースXが確認した内容によると、センターコアの着陸に必要な3つのエンジンのうち1つしか再点火しなかったのが失敗の原因とのこと。センターコアは時速300マイル(時速約480km)で、ドローン船から300フィート(約90m)の海面へと落下したようです。 ファルコン・ヘビーでは「ファルコン9」と同じくロケット第1段を回収することで、打ち上げコストの削減を狙っています。また将来的には、ロケット第2段やフェアリングの回収も試みられる予定です。 Image Credit: スペースX ■The middle booster of Sp

    「ファルコン・ヘビー」センターコア、着陸せず時速約480kmで海中に突入した模様
    kaos2009
    kaos2009 2018/02/08
    [中央のセンターコアは着陸に失敗
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