わたしはこういうのに目がない。 うねうねと模様の入ったガラスを眺めて いつまでも窓辺でうっとりしていたい。 八清 石畳の通路の脇にある小さな町家。 ここにすてきな建具が眠っている。 八清 さっき見えてた表のガラス、これだよ。 部屋ごとに違う柄が入っているのかな。 八清 吊床つきの板間のリビング。 古い素材を楽しむ、というだけでも、 じゅうぶんに愛おしい物件なのですが… さらにDIYも可能というのだから、 八清 ついついここに立つ自分を想像してしまう。 レトロなタイルのキッチン、 このままでもいいけど手を入れたら よりいっそうかわいくなるかな、なんてね。 八清 ふすまをあけるとびっくり、 エメラルドグリーンの階段が隠れていた。 八清 小さなランプの明かりを頼りに すこしずつ登っていこう。 夜に浮かび上がるのも、また美しくて。 八清 近寄ってみて、また模様にため息する。 すごいね。ささやかな喜