四月一日に新しい元号が「令和(れいわ)」と発表されました。 「令和」の典拠が『万葉集』巻五「梅花歌三十二首并序」の「初春令月 気淑風和」だということで、古典文学を扱うこのブログでスルーするわけにはいかないかなと。 『万葉集』の原本はすでに存在せず、書き写された写本で現在に伝わっています。 このブログらしく、室町時代末に書かれた写本で該当箇所を見てみましょう♪ -------------------------------------------------------- -------------------------------------------------------- 万葉集 20巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 「初春今月氣(キ)淑(ヨ)ク風和ナリ」 「今月」??? あれ、新