2023年3月29日のブックマーク (2件)

  • 馬喰町の宿に帰る ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 月麿画《つきまろが》 十返舎一九戯著《じつぺんしやいつくぎちよ》 二人ハ、一日見物して歩き、日も暮れければ、吉原《よしわら》限りに、また、両国《りやうごく》から五百羅漢《ごひやくらかん》、亀戸《かめゐど》、向島《むかふじま》、其の外《ほか》、王子《わうじ》、雑司ヶ谷《ぞうしがヤ》、堀ノ内《ほりのうち》ハ、此の後編に見物すべしと、先《ま》づ、馬喰町《ばくろてう》の宿へ立ち帰りける。 「さて/\、今日ハ芝屋さあの看板のう只《たゞ》見て来る。 吉原じヤア、御洒落《おしやらく》さあと行《い》き合《や》つて、手さあちくと触つて来る。 貝回《ばいまわ》しが気の違ハ無い内に、逃《ぬ》げて来る。 道/

    馬喰町の宿に帰る ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    kapibara5168
    kapibara5168 2023/03/29
    延高と千久羅坊の表情がいいですねぇ。ケチと言われても本人たちには楽しい旅だったと思われます。自分が楽しかった!と思えたら勝ちですね。20年間書き続けるなんて作者はよほど金草鞋がお気に入りだったのかしら。
  • 新吉原 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクション ※損傷個所は可能な限り修正しています。 【原文】 新吉原 聖天町《しやうでんまち》より土手へ上がり、日堤《にほんづゝミ》を真つ直ぐに、吉原に入れば、早ヤ火点《ひとも》し頃、中之町《なかのてう》の茶屋、掛け行灯《あんどう》、一様に点《とも》し、夜店にハ弾き立つる菅掻《すがゞき》の三味線《さミせん》、人の心を浮かし、二人共夢中となり、見る物毎《ものごと》に珍しく、矢鱈《やたら》に其処《そこ》らを覗《のぞ》き回りて、 狂「御洒落《おしやらく》ハ 買ひたいけれど 銭《ぜに》惜しや 見たばつかしで 吉《よし》[止《よ》し]原にせう 延高 「コリヤ、はあ、田舎の御洒落さあとは、でかく違い申すハ。 あの文《ふミ》さあ書いて居めさる御洒落さあハ、幾

    新吉原 ~『金草鞋』初編下巻~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    kapibara5168
    kapibara5168 2023/03/29
    三つ目君もあの禿の髪型が気になりましたか。私もです。しかしまぁ皆、それぞれの立場で言いたい放題ですこと。時代時代の常識は違うでしょうが、人間の本質はいつの時代もそう変わりませんね。