給与制度は採用の上で需要な要素だ。企業の事業内容や環境だけではなく、どれだけの補償があるか、という点でジョインする決断を踏み切るきっかけになることも少なくない。 今回は日本のスタートアップであるモビンギが実際に取り組んでいる「オープランサラリーモデル」について、そしてその目的について、書き留めたいと思う。 シリコンバレーの企業 Buffer は従業員に向け、給与計算を見える化する Open Salary モデルを公開した。これはスタートアップの採用において、非常に画期的な方法である。応募者は面接を受ける前から予め、自分がどの程度の給与額になるのか、具体的な想像ができるからだ。 モビンギでは日本の現状に合わせ、シリコンバレー方式のOpen Salaryモデルに幾つかの変更を加え、インバウンドの採用ツールの1つとして活用している。全ての新規応募者に対し、初めての面談の際に給与計算モデルを共有し