本項では、太陽系内で確認されている惑星と準惑星を公転する自然衛星の一覧について述べる。2023年5月24日時点で、太陽系の惑星と準惑星を公転していることが確定している自然衛星は294個(うち準惑星を公転している衛星は9個)存在しているが、このうち少なくとも20個は十分な大きさがあるため形状がほぼ球体になっており、もしこれらが太陽の周りを直接公転していれば惑星あるいは準惑星に分類される可能性があったかもしれないほどの規模を持つ。 衛星はその軌道によって主に2つのカテゴリーに分類される。1つは規則衛星(主惑星の公転面とほぼ同じ公転面を持つ軌道を描く衛星、軌道はほぼ真円になっている)で、もう1つは不規則衛星(主惑星の公転面から大きく傾いた軌道を持つ衛星、軌道も楕円形になることが多い)である。不規則衛星のほとんどは主惑星の重力によって捕獲された小惑星であるとされている。大部分の不規則衛星は大きさが