禁酒郡(きんしゅぐん、英語: dry county)は、アメリカ合衆国において、地方行政当局が酒類販売を禁止したり、制約したりしている郡。禁酒郡の中には、その場での飲酒は認めるが持ち帰りを禁じるところ、逆に、持ち帰りは認めるがその場での飲酒を認めないところがあり、その両方を禁止しているところもある。アメリカ合衆国には、数百におよぶ禁酒郡があり、そのほとんどが南部に集中している。さらに小規模な範囲で、市町村単位で酒類販売を禁じている禁酒地域も多数あり、 「dry towns」「dry cities」「dry townships」といった表現が用いられる。 背景[編集] 歴史[編集] 1933年、アメリカ合衆国憲法修正第21条の批准によって修正第18条(いわゆる禁酒法)は廃止されたが、修正第21条は同時に、各州の州法等の規定に反して配送または使用する目的で酒類を地域内に輸送ないし移入することを
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