ネルー首相がくださったのは、お嬢さんの名前をつけた「インディラ」という名前の象でした。 その後合計三頭の象を、インド政府は日本の動物園に寄付してくださるのですが、 それぞれの名前はどれも忘れがたいものです。 「アーシャ(希望)」、「ダヤー(慈愛)」、そして「スーリヤ(太陽)」というのです。 最後のスーリヤがやって来たのは、 2001年の5月でした。日本が不況から脱しようともがき、苦しんでいるその最中、 日本の「陽はまた上る」と言ってくれたのです。 これらすべてに対し、私は日本国民になり代わり、お礼を申し上げます。 最後の一文を読み終えて安倍総理が深い礼をした直後、静寂が打ち破られ、 インドの国会議員が全員総立ちになり、長く拍手が鳴り止まなかった。 時間を取り戻すことは出来ないが、振り返ることは出来る。 いまだからこそ読むべき演説がある。それはすなわちこの2本に他ならない。 ■インド国会にお
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