東日本大震災とその後の電力不足を契機にデータセンター(DC)を郊外に移設すべきかが関心事となっている。こうしたニーズを受け入れるDC側の取り組みはどのようなものか――沖縄県宜野座村を訪ねた。 3月の東日本大震災や夏場の電力不足をきっかけに、数多くの企業や行政機関、組織が災害に強い情報システムのあり方に関心を寄せている。その方策の1つとして注目を集めるのがデータセンター(DC)の郊外展開だ。リスクが集中する都市部ではなく地方にバックアップ用サイトを確保することで、万が一の場合でも、情報システムの運用を継続できるメリットがあるとされる。 こうしたニーズを受け入れる地方のDCではどのような取り組みが進められているのか――。このほど沖縄県宜野座村が主催した「宜野座村ITオペレーションパーク」の見学会に同行し、宜野座村における取り組みを取材した。 国内初の本格的な公設DC 宜野座村は沖縄本島中部に位
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