玉川憲氏率いるソラコムは、一昨年の設立以来、猛スピードで業容とサービスを拡大しており、今や日本のIoTベンチャーの草分け的存在だ。一方で、Preferred Networksは機械学習・深層学習分野を牽引する企業。この2社がタッグを組みドイツ・ハノーバーで開催されるCeBIT 2017で共同デモを行う。日本を代表するテックベンチャーのジョイントで、何が発表されるのか? IoTの「カンブリア爆発」が始まる 数百億のモノがつながるIoT社会。モノとモノをインターネットを介してつなぐという説明が一般的だ。しかしインターネットの場合、有線LANは場所の制約があり、無線LANはセキュリティの確保が難しい。ソラコムは、ここにモバイル通信のSIMを持ち込むことで、一気にブレークスルーを図った。なぜインフラを持たないスタートアップ企業が、常時大量のデバイスを接続するサービスを実現できたのか? 玉川氏の前職