ブックマーク / courrier.jp (147)

  • 欧米諸国の考える「ロシアへの制裁措置」は“標的”を大きく見誤っている | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    世界的なベストセラーとなった『21世紀の資』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる好評連載。今月はウクライナへ侵攻しようとするロシアに対する欧米諸国の制裁措置の問題点について。 ロシアのような国家にはどのような制裁を科せば効果が出るのか──。ウクライナ危機がきっかけで、そんな古い議論が再燃している。 結論から言ってしまおう。そろそろ新しいタイプの制裁を考案すべきときが来ている。問題になっている国家体制の恩恵を受けて裕福になったオリガルヒに対して制裁を集中的に科すべきなのだ。 そのためにまず作るべきは、金融資産を登録する国際的な台帳だ。西洋諸国の富豪たちは当然、嫌がるに違いない。それは彼らが、世間で言われているよりもはるかにロシア中国のオリガルヒと利害をともにしているからだ。 とはいえ西洋諸国が政治と道徳の両面で戦いに勝ちたいのであれば、これは支払うべき代償だ。これをしな

    欧米諸国の考える「ロシアへの制裁措置」は“標的”を大きく見誤っている | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
  • 首輪と鎖につながれ人身売買・レイプ疑惑も…8人の子を産んだ中国“現代の奴隷”の闇 | 中国ニュース拾い読み

    鉄の首輪をはめられ、犬用の鎖につながれた女性の姿が中国SNSで拡散された。この女性は「徐州八孩母親(徐州市の8児の母)」と呼ばれ、8人もの子を産んだとされている。性的暴行疑惑や人身売買疑惑も囁かれ、中国社会は大きなショックに包まれた。開催中の北京冬季五輪よりも関心を集めている。 地元政府「拉致や人身売買の事実は無い」 1月26日、江蘇省徐州市に属する農村の豊県歓口鎮で悲惨な暮らしをしている女性の姿をネットユーザーが動画に撮って1月28日にSNSにアップし、またたく間に拡散された。 農家で撮られた動画は、夫が屋内で子供たちの着替えや事のサポートをしている一方、は半屋外の老朽化した狭苦しい家畜小屋で、虚ろな表情のまま、鉄の首輪をはめられ、犬用の鎖につながれ拘束されている。 真冬なのに彼女は薄い上着しか羽織っておらず、裸足で、頭髪はボサボサに乱れ、皮膚は黒く薄汚れ、歯は抜けてボロボロだ。放

    首輪と鎖につながれ人身売買・レイプ疑惑も…8人の子を産んだ中国“現代の奴隷”の闇 | 中国ニュース拾い読み
  • エマニュエル・トッド「今のフェミニズムは男女の間に戦争を起こそうとする、現実離れしたイデオロギー」 | 英米流フェミニズムに見られる「激しい怨嗟」の理由

    「あの敵愾心の強いルサンチマンの運動に辟易している」 ──トッドさんの新著『彼女たちはどこからきて、今どこにいるのか?──女性史の素描』(未邦訳)が2022年1月にフランスで刊行されました。このでは「第三波フェミニズム」やジェンダー理論がかなりきつく批判されています。 あなたに言わせれば、そうしたものは男女の間に戦争を起こそうとするものであり、現実離れしたイデオロギーだとのことです。そんなことを言うと左派のお友達が離れてしまいそうです。どうしてそんなを書こうと思ったのでしょうか。 おっしゃるとおり、私は第三波フェミニズムと呼んでいますが、あの敵愾心の強いルサンチマンの運動に辟易しているところがあるのはたしかです。そこはおそらく私の世代の男性たちと同じです。私の世代は徹頭徹尾フェミニズムでしたし、私の社会環境でもそうでした。 私が驚いたのは、このフランスに英米流のフェミニズムに似た、敵愾

    エマニュエル・トッド「今のフェミニズムは男女の間に戦争を起こそうとする、現実離れしたイデオロギー」 | 英米流フェミニズムに見られる「激しい怨嗟」の理由
  • 幾千の「カトリック洗礼」の有効性が露と消えた理由 | 世界に波紋広がる

    幾千のカトリック信徒の結婚も告解も救いの約束も、みな露と消えてしまった──米国アリゾナ州のある司祭が、その信徒たちに洗礼の秘跡を授ける儀式で、式文を間違えていたことが発覚したのだ。 アンドレス・アランゴ司祭はこの数十年、「わたしは父と子と聖霊のみ名によってあなたに洗礼を授けます」と言うべきところを「わたしたちは……」と言ってきた。 その事実に気づいた教区当局が、アランゴから洗礼を授けられた人たちは、厳密に言えばカトリック信徒ではないと発表したのだ。つまり、カトリック的に見れば、ほかの秘跡にも与(あずか)れないということになる。 「バチカンがカオスを巻き起こす」 この話は世界中でニュースになった。代名詞のうっかりミスみたいなもので人々の信仰的な安心感が脅かされうるとはどういうことか、という声もあった。 司祭自身が受けた幼児洗礼でも「わたしたち」だったというケースまで明るみに出てきている。

    幾千の「カトリック洗礼」の有効性が露と消えた理由 | 世界に波紋広がる
  • 中国の研究者が国際法で禁止された「人工子宮で胎児を育てる“ロボット乳母”」を開発 | 胎児の「ランク付け」も可能

    少子化の新たな打開策? 中国の研究者が、人工子宮内で成長する人間の胚をモニタリング、およびケアするための「ロボット乳母」を開発したと、1月31日、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。 江蘇省東部にある蘇州医用生体工学研究所の研究者らが開発したのは、人工子宮内の胎芽(妊娠8週未満の胎児)を詳細に観察、記録し、二酸化炭素や栄養分、人工子宮内の環境などを自動で調整する人工知能システムだ。このシステムはまた、健康状態や発達の可能性をもとに、胎芽を「ランク付け」することもできるという。 この研究は12月、中国国内の学術誌「ジャーナル・オブ・バイオメディカル・エンジニアリング」で発表された。論文によれば、このシステムを使うことによって、胎児は女性の子宮よりも安全かつ効率的に成長することができる。このシステムはすでに、動物の胎芽を数多く育てているという。 2021年、中国出生率は建

    中国の研究者が国際法で禁止された「人工子宮で胎児を育てる“ロボット乳母”」を開発 | 胎児の「ランク付け」も可能
  • 「シュタイナー教育」の生みの親はどんな思想を抱いていたのか | ルドルフ・シュタイナーの「オカルト世界」

    緑あふれる丘に曲線が目立つ構造の学校がある。8~9歳の学童20名ほどが円になって古代ギリシャ語の詠唱をしていた。 詠唱が終わると歌を歌いはじめ、やがて身体を動かしはじめる。ダンスともスポーツとも瞑想とも言えるような身体の動きだ。 午前8時30分。パリ近郊のコミュニティにある私立学校の一日の始まりだ。ここでは、ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の理論に基づいた教育が実践されている。

    「シュタイナー教育」の生みの親はどんな思想を抱いていたのか | ルドルフ・シュタイナーの「オカルト世界」
  • ロシアで大流行中の「アダルト向けライブ配信サービス」の闇が深すぎる | それは学歴関係なく稼げる「特殊なエレベーター」

    セックスワークだとは知らずに始めて… 7月半ば、ニージニー・ノヴゴロド市警察は一風変わったクレームを受けた。若い女性からの通報で、ウトゥデナヤ通りとホロドヌイ横丁の交差点にあるオフィスビルから、もう一週間も叫び声やうめき声が聞こえると。通報した女性は出勤時にそのビルの前を通るのだが、誰かが暴力を受けているのではないかと思ったのだった。 だが、現場に到着した警官隊が目にしたのはまったく別のもの──ウェブカム(ウェブカメラ)スタジオだった。 モニター越しに性的サービスを受けることができるウェブカムビジネスは、成長中の風俗産業だ。「モデル」はアダルト向けの専用サイトでライブ中継し、「メンバー(視聴者)」はさまざまな行為に対価を払う。どんな行為ができるのかはモデル自身がメニューを作る。 性的なものがいちばん人気とはいえ、ウェブカムのサービスはそれだけではない。メンバーはただ単に交流を求めてくること

    ロシアで大流行中の「アダルト向けライブ配信サービス」の闇が深すぎる | それは学歴関係なく稼げる「特殊なエレベーター」
  • #155 中国政府を揶揄したポップソングが爆ヒット! 当局を怒らせた歌詞の内容を徹底解説 | マレーシア・中国ニュース拾い読み

    「傷つけてごめんね、君の気持ちを傷つけちゃった。そしてある音が聞こえて来た。それはガラスのハートが砕ける音……」中国の若年層ナショナリストを揶揄する中国語のポップソング『玻璃心』が中華圏で爆発的にヒットしている。直訳では分かりづらい歌詞の暗喩や風刺を一挙解説。 真っ赤に染まりきらないピンクちゃんに捧ぐ マレーシア華僑ラッパーのネームウィーが歌う中国ポップソング『玻璃心(ガラスのハート)』が中華圏や多くの中国系住民を抱える国・地域で爆発的ヒット中だ。 YouTubeのミュージックビデオ(MV)再生回数は10月15日の配信から6日間で1000万回、1ヵ月足らずで3000万回を超えた。 中国共産党と「小粉紅(シァオフェンホン:ピンクちゃん、中国の若年層ナショナリスト)」を思いっきりおちょくった過激な歌詞のため、中国国内ではダウンロード、視聴が即座に禁止された。

    #155 中国政府を揶揄したポップソングが爆ヒット! 当局を怒らせた歌詞の内容を徹底解説 | マレーシア・中国ニュース拾い読み
  • 棺型の「自殺幇助」カプセルがスイスで使われる日も近い? | 「ただのかっこいいガス室」との拒絶反応も

    スイスでは、妙に未来的な棺型のカプセルが自殺幇助に使われることになるかもしれない。この「サルコ」の開発者にスイスの公共メディア「SwissInfo」が取材し、その概要をスイスのフランス語メディア「ル・タン」が報じている。 このカプセルを開発したのは、オーストラリア人の医師フィリップ・ニチキだ。ニチキはこれを2022年には市販したいと考えている。 「カプセル内に窒素が充満する仕組みで、低酸素症(酸素供給の不足)と低炭酸症(血液中の二酸化炭素量の低下)によって」死に至るという。 3Dプリンターで製造されるこの装置は、内部に寝そべった人がボタンを押してガスの放出が始まる前に、AIを使って質問し「人の知的能力の確認」もするという。つまり、医師の幇助が不要なのだ。 「意識を失う前に少し頭がぼんやりし、やや陶酔感もある。パニックや窒息感はありません」とニチキは言う。

    棺型の「自殺幇助」カプセルがスイスで使われる日も近い? | 「ただのかっこいいガス室」との拒絶反応も
  • イギリスの大学で「性産業で働く学生向けのトレーニング」が開催され批判殺到 | 「学費のために性を売る学生を守るため」と語るが

    イギリスのダラム大学で、性産業で働く学生向けのトレーニングが開催され、これについて非難が相次いでいる。 しかし中には、高騰する学費を稼ぐために性産業で働き始める学生もおり、大学は「学生を守るため」とこの取り組みを擁護しているという。 「危険な業界を正当化」と批判 英紙「タイムズ」などの報道によると、同大学の学生組合は全学生とスタッフに向けてトレーニングを告知するEメールを送信。「学生のセックスワーカーが、直面する可能性のある課題を探求するインタラクティブなコース」と題されたセッションが10日、ズームを通じて行われ、少なくとも10人が参加したという。 大学側はこのメールの送信を支持。これを受けて同国のミシェル・ドネラン高等継続教育担当大臣は「危険な業界を正当化している」「保護する義務を著しく怠っている」と非難した。搾取されている女性を支援することは重要だが、こうしたトレーニングの宣伝は「性を

    イギリスの大学で「性産業で働く学生向けのトレーニング」が開催され批判殺到 | 「学費のために性を売る学生を守るため」と語るが
  • 「中国の宗教」とは何か? 世界屈指の研究者が語る | 10分でたどる中国2000年の宗教史

    ジョン・ラジャーウェイは、中国の宗教を専門とする世界屈指の研究者のひとりだ。2000〜2011年、フランスの高等研究実習院で教授を務めたのち、2020年まで香港中文大学で教鞭をとった。 現在、パリの利瑪竇学院(利瑪竇は、イエズス会宣教師マテオ・リッチの中国名)の学院長を務める。 専門は、道教の歴史と儀礼。研究チームの代表として40巻を超える中国語の民族誌の書籍や全8巻の中国宗教史叢書の編纂に携わった。

    「中国の宗教」とは何か? 世界屈指の研究者が語る | 10分でたどる中国2000年の宗教史
  • 非寛容な中世に逆戻り?──民主的な議論を封じ、異端派を追放する「現代のリベラル」 | 人種差別や不平等に関心が高いのはいいけれど…

    表現の自由は当然のものではなく、キリスト教の教義を絶対とする封建的な中世から、民主的な議論を求める欧州の先人たちが戦って得てきたものだ。しかし、人種差別や不平等に関心の強い現代の「リベラル」は議論を封じ、「正当」な意見しか認めない傾向があるという。 そんな非寛容な現代の「リベラル」を、英誌「エコノミスト」が、宗教が国家を支配した時代の行いと比較分析する。 近代を形作った「リベラリズムの功績」 リベラリズムは、ヨーロッパを1000年以上支配した「宗教国家」に対する抵抗の中で形作られた。中世ヨーロッパでは、ローマ・カトリック教会が社会を支配し、黒い服を着た聖職者の超国家的組織(騎士修道会)があらゆる事柄について服従を要求した。精神的にも道徳的にも人々を支配し、教育も牛耳った。 16世紀の宗教改革はキリスト教諸派の間に競争をもたらしたが、それによって宗教と国家の癒着は助長された。フランス出身の神

    非寛容な中世に逆戻り?──民主的な議論を封じ、異端派を追放する「現代のリベラル」 | 人種差別や不平等に関心が高いのはいいけれど…
  • 私たちが横になるときに「脳の認知」が変わることの深遠な意味とは? | 睡眠の科学や認識の哲学にも関わる重大な発見

    この研究結果を知ったあとで横になると、もはや世界が違って感じられるかもしれないので要注意だ。いや、そもそも私たちが横たわるとき、私たちの脳は起きているときと違う世界の感じ方をしているという。カナダの研究者が解き明かす。 枕元でする蚊の羽音にイライラするあなた。羽音が止む。かすかにチクッと刺された感触がして、標的の位置を特定する。バチッ! やった。 単純な場面ではあるが、複雑な処理が求められる。あなたは見てもいないのに、蚊の居場所をどう突き止めたのか? 人体は2平方メートルほどの肌で覆われているが、あなたは見もせずにどういうわけか、この華奢な捕者の正確な居場所をわかっていた。その後に目視確認すると、あなたの手は“犯罪現場”に直行しており、蚊に致命的な一撃を加えていながら、自らは傷つけていなかったのだ。 この顛末に至るまでにはいったい何が必要だったのか? いい質問だ。 横たわると脳の認知が変

    私たちが横になるときに「脳の認知」が変わることの深遠な意味とは? | 睡眠の科学や認識の哲学にも関わる重大な発見
    karaage280
    karaage280 2021/09/02
    横になってるとき、気に障る蚊を叩けたことないんですけど。
  • アフガンでの20年の戦争に勝ったのはイスラム原理主義ではなく「ヘロイン」だ | タリバンはいまや「世界最強の麻薬密売組織」

    「勝ったのはイスラム原理主義ではない。20年に及ぶこの戦争で勝ったのはヘロインである」 組織犯罪に詳しいイタリア人作家ロベルト・サヴィアーノが、タリバンのカブール制圧に関して、伊「コリエーレ・デラ・セラ」紙のコラムで独自の分析を披露している。 サヴィアーノに言わせれば、タリバンをイスラム原理主義の民兵組織だと考えるのは「間違い」だという。「タリバンは麻薬密売組織」というのが彼の持論なのである。その論拠となるのは国連薬物犯罪事務所(UNODC)の報告書だ。サヴィアーノはこう書く。 「少なくとも20年前から、この報告書のデータに変化はない。世界のヘロインの90%がアフガニスタンで生産されているのだ。これはタリバンが南米の犯罪組織とともに、世界最強の麻薬密売集団になっていることを意味している」 しかも、いまやタリバンが扱うのはヘロインだけではない。この10年ほどで「ハシシやマリファナの分野でもタ

    アフガンでの20年の戦争に勝ったのはイスラム原理主義ではなく「ヘロイン」だ | タリバンはいまや「世界最強の麻薬密売組織」
  • 博物館は古代エジプト人の人権を尊重して「ミイラの展示」を止めるべきなのか | 世界に散らばるミイラの人権問題を考える

    1823年、米マサチューセッツ総合病院の主任外科医、ジョン・ウォーレンは2500年前の死体を解剖しようとしていた。ある支援者から寄贈され、外科病棟で見物料を取って展示されていたこのエジプトのミイラを検証すれば、古代人についての知識を深められると思っていた。彼は古びた麻の包帯を注意深く切断し、そこで手を止めた。 黒ずんではいるが、見事な保存状態の頭部があらわになっていた。高い頬骨、茶色い毛髪。歯は白く光っている。ウォーレンは後にこう記述している。目の前にいるのは一人の人間であって、彼をそれ以上「邪魔する気にはなれず」、そこで終わりにした、と。 それから話は2020年10月まで進む。新たに発見された59体のミイラの隠し場所の一つをエジプトの考古学者が全世界に公開し、報道陣は包帯でしっかりと巻かれた遺体を映し出した。このイベントの動画がインターネットで拡散されると、ツイッターでは反発の声があがっ

    博物館は古代エジプト人の人権を尊重して「ミイラの展示」を止めるべきなのか | 世界に散らばるミイラの人権問題を考える
  • 米国人に「日本はなぜ真珠湾を攻撃したのか」と聞かれたら、どう説明しますか? | 日本とアメリカの終戦記念日は違う 

    の終戦記念日は8月15日だが、アメリカでは日が降伏文書に署名した9月2日を「戦勝記念日」としている。そのアメリカに住んでいると、日米開戦の引き金となった真珠湾攻撃について尋ねられることがある。ニューヨーク在住で日米中の歴史に詳しい作家の譚璐美氏は、つい先日もそんな質問を受けて……。 留学前に日歴史を学ぼう コロナ下の東京オリンピックが終わり、間もなく終戦記念日がやってくる。日では8月15日、ラジオで昭和天皇が玉音放送を行い、「ポツダム宣言」を受諾したことを国民に告げた日を終戦記念日としている。これに対してアメリカでは、9月2日、東京湾に停泊した米戦艦ミズーリ号の甲板で、日が連合国軍に対して降伏文書に署名した日を「戦勝記念日」としている。 私が長年アメリカに住んでいるせいか、日の大学生からしばしば、「アメリカへ留学したいのですが、どんな準備をしたらよいですか?」と聞かれること

    米国人に「日本はなぜ真珠湾を攻撃したのか」と聞かれたら、どう説明しますか? | 日本とアメリカの終戦記念日は違う 
  • 神経科学者デイヴィッド・イーグルマン「私たちの脳の機能は“麻薬ディーラー”に似ている」 | この記事を読む前と読んだ後では、あなたは「違う人間」になっている

    ディヴィッド・イーグルマンは、BBCのドキュメンタリーシリーズ『The Brain』のプレゼンターや、感覚代行のデバイスを開発する企業、ネオセンソリーの共同創業者兼CEOも務める今注目の神経科学者だ。 脳の可塑性を専門に研究する彼は、6月、新著『ライヴワイアード:変わり続ける脳の内部で何が起こっているのか』(未邦訳)を出版し、脳が経験によってどのように作り変えられるかを考察している。人間の脳の不思議について、英紙「ガーディアン」がインタビューした。 人間の脳とコンピュータの違い ──この半世紀以上にわたり、脳はコンピュータになぞらえて説明されてきました。この方法の最大の弱点は何ですか? 脳とコンピュータを比較するのは、魅力的な方法のように感じられます。しかし実際のところ、この頭蓋骨の中にある1.4キロの物体は、私たちにとってまったくなじみのないものです。 脳は、私たちが思い浮かべるコンピュ

    神経科学者デイヴィッド・イーグルマン「私たちの脳の機能は“麻薬ディーラー”に似ている」 | この記事を読む前と読んだ後では、あなたは「違う人間」になっている
  • 脱北ヒロイン 米エリート校に広がる“お目覚め文化”に「北朝鮮と似ている」と苦言 | アメリカの名門校にがっかり

    アメリカの名門大学に編入したのに…がっかり? 脱北者で人権活動家のパク・ヨンミ(27) は、現在ニューヨークに在住し、難関エリート校のひとつであるコロンビア大学に通っている。2016年に韓国の大学から編入したのだ。 彼女がアジア圏だけでなく、欧米諸国でも注目を集めたきっかけは、2014年の国際会議でのスピーチだった。 彼女はアイルランドで開かれた18~30歳の若者による国際会議「One Young World」に参加し、壇上で涙ながらに北朝鮮の悲惨な実情や、常にレイプや死と隣り合わせだった中国での脱北生活について語った。その様子は世界中で報じられ、英メディアBBCが毎年発表する、世界に影響を与えた「100人の女性」にも選ばれた。

    脱北ヒロイン 米エリート校に広がる“お目覚め文化”に「北朝鮮と似ている」と苦言 | アメリカの名門校にがっかり
  • ハンガリーに「香港開放通り」や「ウイグル殉教者通り」ができた“切実な理由” | 税金を地元の学生でなく中国のために使わないで

    ハンガリー政府が親中国の一環で推し進める、中国・復旦大学のブダペスト・キャンパス建設計画。これに猛反発するブダペスト市長がなんと、キャンパス建設予定地の近くの通りの名を「フリー・ホンコン」に改名した。他にも「ウイグル・マーターズ(Martyrs、殉教者)」通りや「ダライ・ラマ」通りなどを設けており、真っ向から対立する気満々のようだ。 ブダペストのカラーチョニ・ゲルゲリー市長は6月2日、大胆な考えを自身のフェイスブックページで紹介した。ブタベスト・キャンパスの建設予定地付近の通りは、中国共産党によって虐げられてきた人々やグループの名を冠するとし、「中国とハンガリーは、人権と連帯に関して天と地ほどの差がある」と主張している。 ブダペスト市はもともと地元大学生向けの手頃な価格の学生寮などが集まる「学生市」を9区に開設する計画だった。だが、親中路線のオルバン政権はその予定地をまるまる復旦大学の初の

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  • 米中学校が卒業アルバムに写る女子生徒の胸元を修正! 生徒や両親から批判が殺到 | ボディ・シェイミングを考える

    胸元に「黒い線」が… 米フロリダ州のバートラム・トレイル・ハイスクールのイヤーブック(日でいう卒業アルバム)上で、少なくとも80名の女子生徒の写真がデジタル編集され、胸のあたりが不自然に隠されていた。この一件に生徒や両親は憤慨し、謝罪を求めている。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、同校に通うライリー・オキーフ(15)は、イヤーブックを手に入れ、自分の写真を見た瞬間にあまりに信じられず「笑ってしまった」という。彼女の胸元には黒い線が加えられており、ほかの生徒たちも同様に“不器用な修正”が施されていた。

    米中学校が卒業アルバムに写る女子生徒の胸元を修正! 生徒や両親から批判が殺到 | ボディ・シェイミングを考える