ブックマーク / science.srad.jp (31)

  • ナイフを持ったサルが1週間も街を徘徊。ブラジル | スラド サイエンス

    ブラジルではサルまでもが両手でナイフを持ち、街を歩き回っているようだ。ナイフを持つサルが現れたのはブラジル北東部ピアウイ州クーラント市。地元住民によって撮影された動画によれば、持っているナイフはサルの身長とほぼ同等の大きさがあり、レンガの壁に向かってナイフを研いでいるようにも見える仕草を見せたりしているそうだ。ショッピングセンターのバルコニーに座り、壁の端にナイフを突き刺したりしているという。このサルが発見されてからすでに1週間以上が経過している模様(Metro News、Techinsight)。

  • 航空自衛隊に「宇宙部隊」を創設へ | スラド サイエンス

    海外では「宇宙軍」を設立する国が増えているが、ついに日自衛隊も宇宙進出を行うようだ。読売新聞によると、防衛省が航空自衛隊に「宇宙部隊」を創設する方針だという。 残念ながら宇宙に自衛官を送り込むといった計画ではなく、まずは宇宙の監視活動、とくにスペースデブリや対衛星兵器などの監視を行うという。活動開始は2023年度を目標としているようで、2018年にまず人材育成のための予算取得を目指すようだ。

  • 米国で宇宙軍を創設する動き | スラド サイエンス

    米下院で、「宇宙軍」を創設する条項を含む法案が可決された(AFP、CNN)。 この法案では、空軍の一部機能を独立させて宇宙軍とするという。ただ、この法案が成立してもすぐに宇宙軍が新設されるわけではないようだ。また、空軍の一部からも宇宙軍に対する疑問の声が出ているという。

    米国で宇宙軍を創設する動き | スラド サイエンス
  • 米企業らによる地球軌道上などに宇宙船の給油基地を建築するプロジェクト | スラド サイエンス

    2045年ごろに地球軌道上などの宇宙空間に宇宙船用の給油基地を置こうという計画があるらしい(SPACE.com、Slashdot)。 これはアメリカの大手ロケット打ち上げ企業ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)がロッキード・マーティンやボーイング社と合弁で計画しているもの。計画の中心となるのは、ACES(Advanced Cryogenic Evolved Stage)と呼ばれる推進システムを持つ新型ケンタウロスロケットの上段部分。この上段ロケットは液体酸素/液体水素を推進剤とし、再利用が可能なように設計されている。計画は地球もしくは月、または小惑星などから抽出した水を精製し、この軌道上の給油基地で燃料を補充できるようにするというもの。 なおULAの試算によれば、地球軌道上での燃料代はキログラム当たり3,000ドルが必要になるという。同様に月の表面上ではキロあたり500ドル、重力

  • 米連邦地裁、空飛ぶスパゲッティモンスター教は宗教ではないと判断 | スラド サイエンス

    米国・ネブラスカ州の連邦地裁が12日、空飛ぶスパゲッティモンスター教(FSM教)は宗教ではないとの判断を示した(裁判所文書、 The Registerの記事、 Ars Technicaの記事)。 この裁判はネブラスカ州刑務所で受刑中のFSM教信者が、宗教的な要求を拒否されたとして刑務官全員を訴えていたもの。連邦地裁のJohn Gerrard判事は、FSM教がインテリジェントデザインを風刺するパロディ宗教であることを指摘。それ自体は科学的な主張であり、重要な議論も含まれるが、宗教として保護されるものではないと判断している。また、この受刑者はFSMの宗教儀式が重大な義務であるという主張を十分に示していないとして、訴訟を棄却している。

  • 地球から1,481光年の距離に謎の天体が観測される、ダイソン球の可能性? | スラド サイエンス

    Bad Astronomerの二つ名で知られる天文学者Phil Plait氏のブログ記事によると、地球から1,481光年の距離にある恒星KIC 8462852が、非常に奇妙な明るさ変化を起こしているのがケプラー宇宙望遠鏡により観測されたとのこと。(Slashdot)。 ケプラー宇宙望遠鏡は、恒星の前を惑星が横切った際に明るさがわずかに暗くなることを観測する方法(トランジット法)により、太陽系外惑星を探すために打ち上げられた探査機です。このケプラーがKIC 8462852を観測したところ、非周期的に最大で22%の明るさ低下、それ以外にも無数の小さく不規則な明るさ低下を起こしていることが明らかになりました。(論文Abstract) KIC 8462852は太陽よりやや大きく明るいF型主系列星で、もし仮に木星サイズの惑星が横切ったとしても1%程度しか暗くなりません。22%暗くなるとすると、恒星の

  • 月に巨大溶岩洞が存在する可能性 | スラド サイエンス

    探査機かぐやによる月面での縦穴発見以後関心が高まっている月の溶岩洞だが、米大学の研究によると、低重力などの要因から月には都市が入る規模の巨大な溶岩洞が存在している可能性があるという(研究論文、ITmedia、SpaceREF、Slashdot)。 この研究結果は、3月17日に米国の「月・惑星科学会議」(LPSC) にて発表されたもの。月にはかねてから溶岩洞のような地形が存在する可能性が指摘されていたが、この研究報告では低重力ならびに地球のような気象や浸が存在しないことから1km以上、堅固なドーム型をしていれば5km以上もの都市がすっぽり収まってしまうほどの巨大な地下空洞が存在できることが示された。 月の溶岩洞は宇宙線や隕石、温度変化を避けられる環境として、月面基地の有力候補に考えられている。実際にこうした巨大空洞が見つかれば、月コロニーの建設さえずっと楽なものになるかもしれない。

  • 米調査、一般市民と科学者の科学に関する見解の隔たり | スラド サイエンス

    Pew Research Centerが米科学振興協会(AAAS)と共同で実施した調査によると、米成人の大半は科学が生活の向上に役立っていると考える一方で、科学者と一般市民とでは見解に大きな隔たりのある科学的事柄があることも判明したそうだ(Pew Research Centerのリポート、 ScienceDailyの記事、 FiveThirtyEightの記事、 家/.)。 米一般市民の79%が科学により多くの人々の生活が楽になると答え、科学が医療や品、環境に対して良い影響を与えると答えた人も半数を超えている。ただし、米国の科学的な業績についての設問では、科学者の45%が世界最高、47%が先進工業国の平均以上と答えたのに対し、一般市民は15%が世界最高、39%が平均以上と答えたとのことだ。 一般市民と科学者とで回答の隔たりが最も大きかったのは、遺伝子組み換え品を摂取しても安全かどうか

  • 薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性 | スラド サイエンス

    哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。その一つに、「薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。 これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。 しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。

  • カナダ・D-Waveの「量子コンピュータ」は本当に量子力学的効果を使っているとの論文が発表される | スラド サイエンス

    現代ビジネスの記事はとても分かりやすいけど、大昔に最適化問題をちょっと聞きかじった身としてはラストの、 >批判的な立場の人たちに言わせると、今くらいのスピードであれば >「シミュレーティッド・アニーリング」という古典物理の理論でも説明できるのだという。 ここがちょっと間違ってると思う。 「シミュレーテッドアニーリング」というよく知られたアルゴリズムでも今くらいの性能は実現出来るのだという。 とかそれぐらいじゃないかな。最適化問題というのは、なるべく経路を見つける、みたいな、色んな組み合わせのある中で、なるべく良い組み合わせを探す問題。 解く方法としてはざっくりと2種類合って、 A. 全部の可能性を列挙した場合の一番良い解と同じ物を見つける方法 B. そこそこ良い解をそこそこの時間で見つける方法 に分けられる。シミュレーテッドアニーリングは、Bの代表格の1つで、金属を焼き鈍しすると綺麗な結晶

  • クローン人間の作成はハードルが高い | スラド サイエンス

    Nature電子版に、クローンによるヒトの幹細胞作成についての話題が取り上げられている(MSN産経ニュース)。 近年ではバイオ関連技術が発達し、先日もヒトの皮膚細胞からES細胞を作り出すことに成功したと報じられた。しかしNature電子版の記事では、現在の手法では人のクローン胚を母体に入れても「クローン人間」は誕生しない、という研究チームの立花真仁研究員らの見方が紹介されている。立花研究員によれば、今回と同様の手法で作ったサルのクローン胚は、全て流産して子ザルにならなかった。「高等霊長類とそれ以外の哺乳類の間には大きな壁がある」とみているという。

  • ヒト脳プロジェクト、スーパーコンピューター上に脳モデルを作製してシミュレート | スラド サイエンス

    アフリカの神経科学者Henry Markram氏は、スーパーコンピュータ上に完全なるヒト脳モデルを作製しシミュレートすることを目指している。Markram氏によれば、科学者が脳を完全に理解するのを唯一邪魔するものは意欲の欠如であり、人間の脳のニューロン860億個及び、ニューロン同士を結合するシナプス100兆個をシミュレートするHuman Brainプロジェクトは実現できるとしている(家/.、WIRED記事)。 このHuman Brainプロジェクトが成功すれば、脳モデルを切り開いて脳の病気の原因を調べることが可能になるのだという。またロボットに繋げることで、全く新しい知能技術を開発することができ、仮想メガネをかければ、自分の以外の脳を体験することができるようになるのだそうだ。 Human Brainプロジェクトに対する見方は賛否両論であり、イスラエルBar-IIan大学のMoshe A

  • ヒッグス粒子は単体ではなく複合の粒子である可能性 | スラド サイエンス

    これまで、ヒッグス粒子は物質の最小単位である「素粒子」とされてきたが、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構を中心とするグループによると、ヒッグス粒子は複数の未知の粒子が結合した「複合粒子」で構成されている可能性があるらしい (毎日 jp の記事より) 。 この仮説が正しければヒッグス粒子は素粒子ではなくなるという。グループは、ヒッグス粒子が「複合粒子」という仮説を立て、未知の粒子が 2 種類が存在するとの前提でスーパーコンピューターで計算した結果、質量などがヒッグスの性質に近い粒子を組み立てることに成功したという。 研究チームの山脇特任教授は「かつては原子が最小単位だと考えられていたが、もっとも小さな電子や陽子、さらに素粒子が発見されたのと同じように、未知の世界につながるかもしれない」としている。

  • 宇宙は新しい星を作らなくなっている | スラド サイエンス

    のすばる望遠鏡や英国にある赤外線望遠鏡、チリにある超大型望遠鏡を用いて初期宇宙の時代から星々が形成される動向を調査した研究によると、「既に宇宙は95%ほどできあがっている」という(WIRED、すばる望遠鏡プレスリリース、家/.)。 観測の結果、今までに存在したすべての星の半分は90~110億年前に生まれたものだという。この傾向が続いているのであれば、新しい星が生まれる割合はピーク時に比べて30倍も低くなっているという。

  • 脳は他者への共感と分析的思考を両立できない | スラド

    「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧される、ということがケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究で明らかになったそうだ(EurekAlert!、家/.)。 脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。 実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという

  • 人間の脳と120万画素のカメラを組み合わせた軍用監視システム | スラド サイエンス

    米DARPA(国防高等研究計画局)は120万画素のカメラ、脳波スキャナ、視覚処理アルゴリズムと複数のコンピュータを組み合わせた「コグニティブ技術危険通報システム(CT2WS)」のプロトタイプ製造に成功したと発表した。 このシステムは、簡単に言えば戦場の様子を監視するための監視カメラ。特殊な機能としては、監視を行う兵士の脳波をモニターする機能を備えていることだ。人間の意識下では、カメラ上に敵戦闘員の気配があったとしても、当にそれが敵なのか判断するのに若干の時間がかかる。しかしDARPAによれぱ、人間は違和感の検出に質的に熟達しており、意識上での認知には時間がかかっても、人間の脳自体はこうした情報を検知することができるという(EXTREMETECH、DARPAリリース、家/.)。 そこでCT2WSでは、兵士の脳にある潜在意識のパターンをチェックし、兵士が自覚する前に危険を察知、オペレータ

  • 「宇宙の概念を根本から覆す」暗黒流動は存在しない? | スラド サイエンス

    「我々の宇宙の外側には、観測不能な未知の何かがある」という説がある。2008年に数百個もの銀河団が同じ方向に高速で引っ張られているという「暗黒流動(ダークフロー)」という現象が発見され、これは宇宙の外側にある物質の重力に引き寄せられているという理論である(2010年のナショナルジオグラフィックニュース記事)。 この理論がもし正しければ、我々の宇宙の外側に、別の宇宙が存在するということになるのだが、超新星を観測・分析した新たな研究では、この理論を否定する結果が得られたという(ナショナルジオグラフィックニュースの記事)。新たに得られた結果では、暗黒流動の発生要因は宇宙の外からの力ではなく、我々の宇宙内にある超銀河団やまだ観測されていない何かの引力によるものだという。 果たして我々の住む宇宙以外の宇宙が存在するのか、SFファン的には非常に興味深い問題であろう。

  • 我々が思うより、脳は多くを記憶している | スラド サイエンス

    意識的には記憶していなくても脳は多くを記憶していることを示唆する研究が発表された (Fellow GEEK の記事、家 /. 記事より) 。 この研究は「プリンセスカード・トリック」と呼ばれる手品を応用した形で行われた。「プリンセスカード・トリック」では手品師が観客の一人にある一定枚数のトランプのカードを見てもらい、どれか一つを覚えておいてもらうことから始まる。次にカードを一旦まとめ、「観客が覚えた 1 枚を抜いた」カード群を見せるというもの。実際にはこの段階で見せるカード群は最初のカード群と全て異なるものであるため、観客が最初にどのカードを覚えていようと 2 度目に見せられるカード群にそれが入っていることはないというのがこの手品のタネだ。 実験ではまずトランプ 6 枚からなるカード群を被験者に見せ 1 枚覚えてもらい、次に「覚えたカードを抜き取った」という全く異なる 5 枚のカードから

  • 読書の達人は脳の「視覚辞書」で言葉を認識 | スラド サイエンス

    読書スキルに長けている人は言葉を「読む」のではなく、言葉の形を記憶した「視覚辞書」を元に言葉を認識するため読むスピードが非常に速いそうだ (Georgetown University Medical Center のニュース、家 /. 記事より) 。 言葉の認識は視覚と音韻の双方から処理されているとする神経科学者らもいるそうだが、今回の研究ではこれが常ではないということが明かになったとのこと。言葉を認識する際の MRI 画像をみると、例えば「hair」と「hare」の 2 つの同音異義語は全く異なる領域のニューロンが活性化するという。言葉の認識に音韻も関わっているのであれば近い、もしくは同じニューロンが活性化すると考えられるが、実際には全く異なる言葉として処理されていることが分かる。 しかし最初から視覚のみで認識されるのではなく、初めて見る単語は時間をかけて発音し音とその単語を対にすると

  • 40万 G の重力にも耐えて生存する生命体が発見される | スラド サイエンス

    独立行政法人海洋研究開発機構 JAMSTEC は地球の 40 万倍を超える高重力環境でも生命が存在しうることを発見した (JAMSTEC のプレスリリース、doi: 10.1073/pnas.1018027108) より) 。 毎分最高 66,000 回転で回転可能な遠心機を用いて高重力下における 5 種類の微生物の生育を比較したところ、地球の 1 万倍程度の重力まではどの微生物の生育も影響を受けなかった。5 種のうち 2 種 (大腸菌とパラコッカス・デニトリフィカンス) においては 40 万倍の高重力環境でも生育可能であることが発見された。 今回の研究は、地球よりもはるかに大きな重力の下での (微) 生物の振る舞いを初めて明確にしたと同時に、生命存在の可能性が重力によっては制限されないことを示すもので、地球外生命の探索に大変重要な寄与をすると考えられる、とのこと。 40 万 G って言う