「取り急ぎ連絡まで」とメールを締めくくった後で、この言葉は上司やお客さまに使ってもよい言葉なのだろうか? と疑問に感じたことはないだろうか。 よく聞く言葉だからだれに使っても大丈夫だろうと安易に判断すると、知らずしらずの間に相手に不快な思いをさせてしまう言葉もある。「取り急ぎ」はどんなシチュエーションで誰に対して使ってもよい言葉なのだろうか。 目上の人には使わないのが無難 ビジネスメール・文書に関する数多くの著書もある平野友朗氏(アイ・コミュニケーション代表)に伺った。 「よく聞く言葉だからでしょうか、お客さまや上司、先輩に送付するメールにも『取り急ぎ連絡まで』などと書いているビジネスパーソンは少なくありません。私は、『取り急ぎ』という言葉は、失礼と感じる人もいれば、便利な言葉と感じる人もいるなど、人によってとらえ方が異なる言葉だと思っています。ですから、親しい上司や先輩以外には使わないの