はじめに 『阿良々木暦は、神谷さんしか考えられなかった。時期が『絶望先生』と同じだから悩みはしたんです。ただ、映像として残ったときにはオンエア時期は関係ないですから。』(オトナアニメVol.13より抜粋) これは、同時期に同じ監督が同じ制作スタジオで同じ主演声優を起用した作品(『化物語』と『【懺】・さよなら絶望先生』共に2009夏クール放送、監督:新房昭之、制作:シャフト、主演:神谷浩史)をオンエアすることについての見解を新房昭之監督が語った言葉です。 確かに、作品がパッケージとなって店頭やレンタル棚に並んだ後に索引として機能するのは、せいぜい制作された年くらいで、どの「時期」に、どの「局」で「何時」に、どんな「並び」で放送されたかなんてことは、個人の思い出は別として、作品自体には大した影響を残さないでしょう。 1年を振り返る方法は様々あるでしょうが、ここでは「番組表」に特化して2010年