ベネッセホールディングス(HD)は17日夕、不正競争防止法違反の疑いで、業務委託先企業に派遣されていたシステムエンジニアの男(39)が警視庁に逮捕されたことを受けて、顧客情報漏洩問題に関する経緯や対策を発表した。 これまで実施しないとしてきた顧客への補償については方針を転換。200億円を原資として、おわびの品や受講費の減額なども検討するとしている。 また今後のこの問題についての顧客対応については、専門組織「お客様本部(仮称)」を設置する予定。 ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長は同日午後6時から東京都内のホテルで緊急会見を開き、改めて顧客情報漏洩について謝罪するとともに、この発表や質疑応答をした。