インドの株式市場で新興財閥「アダニ・グループ」のグループ各社の株価が連日、急落しています。アダニは不正行為に手を染めたと指摘されていて、投資家の間で動揺が広がっています。アダニ・グループは、インドでエネルギーや港湾、食品まで幅広い事業を展開する財閥で会長のゴータム・アダニ氏はアジア一の富豪として知られています。ただ、先週24日、アメリカの投資会社が「アダニが株価操縦や不正会計を数十年にわたり実施してきた」とする報告書を公開し、30日までにグループ全体での時価総額が646億9,000万ドル=およそ8兆4,000億円、消失しました。アダニ側は不正疑惑について「根拠がなく、誤解を与える主張だ」として反論していますが、投資会社側がインド時間の30日にさらなる反論を公開し、攻防は泥沼化しています。
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