鳥取県内で捕獲され、鳥取市のイベント会場で展示されて論議を呼んだ野生の白いタヌキが15日、岡山市北区の池田動物園に譲り渡された。運んできた鳥取県の職員は「人間と野生動物の懸け橋になって」。16日から一般公開される。 白いタヌキは15日朝にトラックで鳥取市を出発し、5回の休憩を挟んで午後1時すぎに到着。飼育員は早速、カキやサツマイモ、ドッグフードを与えた。タヌキは鳥取市の全国都市緑化とっとりフェアで先月19日から展示されたが、「客寄せに使うのはどうか」などの批判が続出。鳥取県は31日に展示をやめ、「野生で生存できない」として動物園で飼育してもらうことにした。