東京都あきる野市立の小学校で児童3人の上履きを隠したとして、10月15日、同小学校の男性教諭(38)が器物損壊容疑で再逮捕されたというニュースが大きな話題になっている。 【写真】この記事の写真を見る(8枚) この小学校では男性教諭が赴任した3年前から、児童の持ち物に落書きがされたりなくなったりする被害が100件ほど起きていたといい、防犯カメラの映像から男性教諭が容疑者として浮上していた。9月26日には、別の児童の防災ずきんに「しね」と書いたとして警視庁五日市署が器物損壊容疑で逮捕したところだった。男性教諭は動機について「他の教員への憂さ晴らしだった」と供述しているという。 決してめずらしくない「教師のいじめ」 事件の報道を目にしたとき、私は自分の子ども時代のことを思い出していた。 小学5年生のころ、大人が、それも学校の先生がいじめをするのを初めて知った。正確にいうと、あれが「いじめだった」