池澤夏樹さん(右)と船橋洋一主筆=川村直子撮影 朝日新聞は25日、創刊130周年を迎えます。新聞の機能や役割、そして読者への発信のあり方はどう変わってゆくのか。自らインターネットで情報発信する芥川賞作家の池澤夏樹さんと、本社の船橋洋一主筆が、新聞の現状と将来像について語り合いました。 ■新聞を取り巻く状況 船橋 100年に1度の経済危機と言われていますが、メディアも同じくらい大変革期に入っています。今のメディアについてどうお考えですか。 池澤 4年半前からフランスに住んでいます。この何十年かずいぶん旅をして、あちらこちらから世界を見てきました。僕自身の生き方のキーワードの一つが「世界」という言葉なんですね。ここ数年で自分にとって大きかったのは、世界と自分とのかかわりから、メールマガジンを始めたことです。きっかけは米同時多発テロ。自分の考えと、新聞、テレビ、雑誌が報道していることがず
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