◇「意見聞く場失われる」 組合、白紙撤回求める 山形大の学長選考会議(議長、有馬朗人元東大学長、元文相)は、来年の次期学長選から全学の教職員による投票「学内意向聴取」を廃止する方針を決めた。来月の学長選考会議で規則を変え、正式決定する見通し。この方針に山形大職員組合は反発。「大学構成員の意見を聞く貴重な場が失われる」と白紙撤回を求める声明を発表した。投票をせずに学長を決める国立大学法人は全国で4大学だけという。 現在の学内投票は、助教以上の教員と課長補佐級以上の職員約900人が対象。投票結果を踏まえて、選考会議が協議し学長を選ぶ。前々回05年までは、学内投票1位の候補者がそのまま学長に選ばれた。しかし、前回07年は学内投票で2位だった前文部科学事務次官の結城章夫現学長が、選考会議で逆転して学長に選ばれた。学内投票の結果が覆ったのは初めてで、「天下り人事だ」と当時、学内から批判が噴出した。
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