十月二十八日投票の神戸市長選は自公民三党と連合が推す前助役・矢田候補が二十万票で勝利した。「市民派候補一本化」をゴリ押しした元日銀神戸支店長・木村候補は前回立候補した震災被災者・市民団体と共産・新社会推薦の大西候補の半分の十一万票しか取れずに敗北した。以下は神戸市灘区在住の杉田さんから寄せられたもの。 助役が次の市長になるという五十二年間続いた市役所内部での市長のたらいまわしという悪循環の神戸市長選挙。その大型開発行政がもたらした住民生活へのしわ寄せは阪神淡路大震災の被災者の生活再建についての切り捨て・放置や財政破綻をもたらし、三十万近い住民投票要求をけって強行される神戸沖空港建設などに典型的な神戸市政に対する批判は根強い。 十月二十八日の投票の結果、矢田前助役がわずか二十万票ながら対抗馬=次点に大差をつけて当選し「現体制の継続」という形で終わった。 だが投票率は三八%、新市長の得た絶対投