印刷業界では文字を太さのことをウエイトと呼ぶことがあります。今日はその文字の太さ、ウエイトについて書かせていただきます。 2008年7月4日付けの中日新聞で興味深い広告を見つけました。それは、ほぼ全ての文字がヒラギノ角ゴシック体(以下ヒラギノ角ゴ)という書体で組まれているものなのですが、そのヒラギノ角ゴがいつもと少し違った印象で目に飛び込んでくるのでした。 ヒラギノフォントシリーズは、オリジナリティーをしっかりと主張しつつも、過去の書体の良いところを取り入れているとても使いやすいフォントシリーズなのですが、実は少し気になるところがありました。それは、ヒラギノ角ゴの仮名や英数字のデザインに若干見受けられる癖です。その対策かどうかは分かりませんが、すっきりとしたスタイルのヒラギノ角ゴAD仮名やMac OS XのシステムフォントではAquaKanaという仮名書体が別途用意されています。 しかし、