ウェブ掲示板方式の説話文学会大会に「来聴」してみました。説話文学会のHPに前日から発表原稿(+資料)をアップしておき、当日は発表者ごとにスレッドを設け、書き込まれた質問に発表者が答える、というやり方です。メールを使える人ならば比較的容易に参加することができ、書き言葉なので発表もまとまっていて分かりやすく、抵抗の少ない方法でした。事務局と司会者の労をねぎらいたいと思います。 質問もこういう方式だと効率的な発言になり、よかったと思います。但し発表原稿の分量からすると、全員25分で収まっていたかどうかはやや疑問です。質問に答えるには、口頭よりも大変だったかもしれません。機関誌に掲載する時には、質疑応答も併せて載せて欲しいと思います。私が関心を持ったのは、平本留理さんの「テキストマイニングによる説話集間の関連分析ー三大説話集の解析結果を中心に-」と、金有珍さんの「日本中世のホモソーシャルと男色ー寺