ブックマーク / davitrice.hatenadiary.jp (2)

  • 「愛のあるセックス」はなぜ必要か(読書メモ:『性と愛の脳科学』) - 道徳的動物日記

    性と愛の脳科学 新たな愛の物語 作者:ラリー・ヤング,ブライアン・アレグザンダー 発売日: 2015/12/09 メディア: 単行 このの概要については先日の記事でさくっと触れているので、いきなり題から*1。 このでまず面白かったのが、第4章から第6章にかけて、女性と男性が異性に対してそれぞれに抱く愛情の質の違いを分析するところだ。 第4章の「母性を生む回路」では、自分が産んだ子供を世話したいと母親が思う感情、つまり「母性愛」の存在が脳科学の観点から説明される。端的にいえば、母性愛とはプロラクチンとオキシトシンというホルモンによって引き起こされる。オキシトシンが母親に与える影響の具体例は、以下のようなものである。 人の母親が赤ん坊を胸に抱いてやる時、母親は赤ん坊の顔と目を見つめ、赤ん坊もしばしば、母親の顔を見つめ返す。母親は赤ん坊の泣き声や、赤ん坊の声に耳を傾け、自分からも声をかけ

    「愛のあるセックス」はなぜ必要か(読書メモ:『性と愛の脳科学』) - 道徳的動物日記
  • 読書メモ:『 大学なんか行っても意味はない? 教育反対の経済学』 - 道徳的動物日記

    大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学 作者: ブライアン・カプラン,月谷真紀 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2019/07/17 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 雇用主が大学を卒業した人そうでない人よりも高い給料を払うのは、その人が「大学で学んだ知識」や「大学で得たスキル・経験」に対して払っているのではない。大学で学んだ知識やスキルが関わる仕事に就く人は、ほとんどいないからだ。「大学に入って卒業した」ということ自体が示す努力や忍耐力、社会性や協調性などに支払われている。大学で何を学んだかなんて、雇用主も雇われる人も気にしていない……という「シグナリング仮説」と呼ばれる(らしい)考え方を延々と論じた。 メインテーマは逆説的かつ衝撃的で読み始めると惹き込まれるのだが、大学教育の無意味さとかシグナリング仮説の正当性を示す細かなデータを延々と出してきて

    読書メモ:『 大学なんか行っても意味はない? 教育反対の経済学』 - 道徳的動物日記
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