勘違いしたブスにむかつかなくなるまで――相対主義の感覚 「あたしべつに、合コンに来てる男に興味ないし〜」 ここは、まさにその合コンの席。男たちに相手にされなかった<ブス女>がふとつぶやく。 恐るべき巨体から発せられたその言葉に、そこにいた男たち全員の顔が引きつった。 「てめードブスのくせに!!」 彼らは心の中でそう叫ぶも、口に出しては言わなかった。 このような何気ない風景の中に<思想>がある。 「神話から現実へ!」に書いた<思想>が、どのように生き方に影響を与えるのか? 理屈でつめた<思想>の先にある<感覚>はどんなものだろうか? 我々の<思想>が、どこに辿り着くのか、あるいは辿り着かないのかをここに示そうと思う。 �T 我々の<思想>が決して辿り着かないところ ・<思想>の守護者への道 物事の真偽、物事の善悪、その他すべての事柄の判断は各個人の先天的に、個人的に