アメリカ合衆国の国立標準技術研究所(NIST)は、現地時間の10月2日に、次世代の暗号学的強度をもつハッシュ関数の標準を決める、Secure Hash Algorithm (SHA-3)のコンペの勝者として、Keccakを選定した。(/.本家の記事) SHA-3は、MD5に続いてSHA-1に対する攻撃の研究が進展してきたのに対応するため、SHA-2(SHA-224, SHA-256, SHA-384, SHA-512)の次の世代のハッシュ関数アルゴリズムとして公募していたもの。 51のアルゴリズムが一次選考にエントリしたが、一次選考で14に絞られ、最終選考には、Keccakの他、BLAKE, Grøstl, JH, Skeinの合計5つが候補として残っていた。SHA-3の選考過程や、各候補の詳細は、NISTのSHA-3に関するページや、The SHA-3 Zooのサイトが詳しい。 技術的側