暮れも押し迫った12月26日。知り合いの方から「ワニの解体を見に行きませんか」というお誘いを受けました。 広島県北西部・備北地方では、お正月にワニを食べる風習が残っているそうです。ワニとはこのあたりの呼び方で「サメ」のこと。 『体内にアンモニアを多く蓄積し、腐敗しにくいサメは流通が未発達の時代、山間部では刺身で食べられる貴重な魚だった。秋から冬にかけてが一番おいしいと言われ、この地方では今でも秋の祭りや正月など「ハレの日」に食卓に並ぶことが多い』(朝日新聞広島版2008年12月28日より)。 広島のお正月といえば、カキに穴子、ブリにハマグリなどが思い浮かびますが、備北地方ではワニもがんばっているんですねぇ。 そんなわけで、今日はワニの解体レポートです。続き読んでくれないと咬んじゃう。がぅ(鮫) 雪が降りしきる寒い朝。おうかがいしたのは、庄原市西条にある丸八商店さん。魚の卸をされているお店で